- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309930
感想・レビュー・書評
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2016.8 19
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バディもの好きならコレ!と勧められてたので手に取ったのですが誰と誰がバディなの...?と困惑したのは序盤だけであとはもう続きが気になって一気に読んでしまいました。緑とライザの関係が今後どうなっていくのか楽しみです。で、誰と誰がバディなの?
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久しぶりのSF作品。でも警察内部の
争いなども描かれていて読み応えあり。続編が出ているのでまた読みたい。 -
おもしろかった
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戦闘シーンの躍動感、登場人物のキャラと過去がとても印象に残った。面白かった。
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外殻兵器 龍機兵を有する警視庁特捜部。
龍機兵はロボットではなく、また、通常の武器でもない。
特殊な経歴を持つ特殊な運用者の下で、極限の闘いを強いられる龍機兵。
しかし本書は、ただのロボット戦記ではない。
各兵士が、ドラグーンに乗るまでの人生、経験、そして、彼らを狙う第三国の勢力、さらに他所者を嫌う警視庁の体質など複雑に絡み合う愛憎の中、龍機兵は闘いそして生き残る。
龍機兵シリーズの第一作。当然のように、次作に続く。 -
大量破壊兵器どうしの抑止という閉塞状況から、機甲兵装なる兵器が登場する。身長3メートル強というからパワードスーツと搭乗型ロボットの中間のようなものだ。それが、犯罪組織にも流れ、警察も機甲兵装の特殊部隊SATを持たねばならなくなった近未来。
機甲兵装がらみの事件で失態を犯した警察は、最新の機甲兵装「龍機兵」3体を配備した特捜部を警視庁に創設する羽目となる。チーフは外務省から異動してきた異色のキャリア沖津警視。「龍機兵」に乗るのは叩き上げの警官ではなく、雇われ警官である。日本人傭兵・姿、元ロシア民警のユーリ、元テロリスト・ライザの3人。警察の外人部隊なのだ。
機甲兵装を纏った犯罪者が地下鉄に立てこもるという事件が起こるが、SATと特捜部は反目。SATが突入し、特捜部は後方支援に回ると、立てこもりの罠にはまってSATは全滅してしまう。これが冒頭の「つかみ」。
アニメのベテラン脚本家の初の小説である。その後の展開はさすがに見事。
警察+モビルスーツならゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』があるし、警察+パワードスーツなら『仮面ライダーアギト』、機龍警察という名称はアジアの裏社会でそう呼ばれているという設定だが、機龍という言葉は映画『ゴジラvsメカゴジラ』でメカゴジラの正式名称だった。オリジナリティという点ではいささかケチがつく。
だからストーリーで勝負しているとは思う。その意味ではSFではなくSF的設定を導入した警察小説というべき。閉鎖的な警察組織と特捜部との摩擦が重要なプロットとなっている。おおむね姿を中心に語られるが彼が主人公というよりも群像劇だ。立てこもり事件の実行犯は姿と因縁のある傭兵。警官でいられなくなった警官ユーリは日本においても葛藤する。ライザはひたすら死を求めている。「龍機兵」を保守する技官はテロで家族を失っている。そして有能だが来歴不明の沖津警視。人物造形がアニメっぽいクリシェと感ずるのは先入見であろうか。
捜査をすすめるなか次の罠が待っている。しかしここでも「龍機兵」は使われない。「龍機兵」の本格的活躍はクライマックスまでとっておかれるのだ。ウルトラマンの登場は最後の5分。そして、実行犯を倒しても、背後の黒幕との戦いはまだ続くという「引き」。怪人蜘蛛男は倒したがショッカーとの戦いは続くというわけだ。姿と沖津以外は葛藤を抱えた人物であって、続編でストーリーの中心に据えることができるだろう。
まさに連続ドラマの第1回、続編の執筆応需という感じ。案の定、続編がどんどん出ているが、結局読んでいない。だって、SFらしいセンス・オヴ・ワンダーがないし、惚れ込みたくなる登場人物もいないのだもの。 -
2015年9月16日読了。
悔しいほど人間関係が美味しい上、姿さんがカッコいい。こういうのこそ、実写化しないかなあ。 -
読み終わっても謎は謎のまま。
まずは、「龍機兵(ドラグーン)」と龍機兵を操る3名、そして警視庁特捜部とその立ち位置の紹介というところか。
とりあえず、次の自爆条項を読んでみなくては。。。 -
警察モノは初めてだがすんなり読めたのは、人物描写が日本だけに縛られてないおかげで飽きさせられなかったからか。自爆条項は百合って聞いたので早く読みたい