- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150310677
作品紹介・あらすじ
西暦2499年、人工宇宙島群スカイシー3で遭難した《救世群》の少女イサリは、《非染者》の少年アイネイアに助けられた。二人は、氷雪のシリンダー世界を脱出するための冒険行に出発するが――。
一方、太陽系世界を支配するロイズ非分極保険社団傘下の、MHD社筆頭執行責任者ジェズベルは、近年、反体制活動を活発化させる《救世群》に対し、根本的な方針変更を決断しようとしていた。
大いなる転換点を迎える第6巻前篇
感想・レビュー・書評
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シリーズも折り返しを過ぎる6巻目で、3分冊のPart1。第1巻目に登場した《咀嚼者》イサリが登場する。まだ異形の姿ではなく、《救世群》の少女として。そして異星人《カルミアン》も登場。
そしてサブタイトルが「宿怨」と、何とも不穏だ。物語のターニングにポイントになるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SF。シリーズ6作目part1。
かなり久々に読むシリーズ。
巻末の年表と人物・用語集が親切。
1作目で印象的だったキャラクターのイサリが登場して嬉しい。
この1冊で様々なストーリーが楽しめ、内容が濃いと思ったが、これが全17冊のうちの1冊なんだよな。壮大だ…。 -
イサリ筆頭に役者が揃いつつあり、未来(第1巻)との繋がりがようやく見え始めてきた。巻末に前巻までの登場人物、キーワード、年表が掲載されるようになったのは有り難い。
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「恨んだり憎んだりするのはさ、とても楽しいんだよ、イサリ」というスキットルの言葉が印象的だった。
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怒涛の展開を見せた第6巻。救世群の、虐げられ拗れた敵意が宿怨となって非感染者に向けられ始めた。攻殻化というウルヴァーノの技術を用いたことで、1巻で登場したイサリたち咀嚼者の起源が分かる。1巻でもイサリたちの事を「プラクティス」と言及していた場面は確かあったが、やはり救世群の成れの果ての姿だったということが確定して切ない。5巻まででイントロダクションは終わり、ようやく本筋へと物語が進んでゆく感じがする。また、巻末の用語集や年表は非常に役立つ。※追記、攻殻化はカルミアンの技術だった、、、。
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完結を受けて、途中でやめていた本シリーズを読むのを再開。話はおぼろげながらしか覚えておらずもどかしいものの、大きな枠組みは覚えており、読み始めるとなかなか面白い。救世群と非染者の対立が、今後どのような推移を見せるか、注目したい。
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前半戦で描かれてきた
様々な種族が絡み始める。
いきなりパート1〜3まである大ボリューム
で幕開けの後半戦
もつれるなぁ…