子どもたちは狼のように吠える2 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
3.50
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本棚登録 : 62
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312411

作品紹介・あらすじ

未成年だけの犯罪組織を創り上げた、セナとニカ。二人は疾走する……終局へ向かって。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わりたくなくてちょっと読んでは違うことしてみたり、でも先の展開が無性に気になって数ページ読んではまた休んでなんて繰り返しながらついに読み終わってしまった~。なんて言ったらいいのか。虚無感…。ジェットコースターみたいだった。こんなにも頭の中に映像として入ってくる小説ってそんなにないかもって思うくらい私の頭の中ではすべてのシーンが鮮やかに映し出された。あの結末は一般的に言ったらアレかもしれないけれど、ワタシ的には好きな結末。余談ですがオオガマさんて、あなた別名ジャニーさんですよねとか思ってしまった。

  • 「これを始めたのは僕らです。だから僕らの手で終わらせないといけない。そうじゃなくちゃ、僕に生きてる意味なんてないんだ」
    「そうかい……生きるってのは難儀なもんだねえ」
    「ええ……死ぬのも」
    (P.257)

  • 1巻に比べると見所が少なかったなあ。ヤクザものらしい終わり方。

  • というわけで、2です。
    便宜上、ハードボイルドのとこにカテゴリしましたが、近未来ノワール、ですかな。

    もう少し未来の世界。
    日本の領土となったサハリンでは、増え続ける外国人移民と、日本人の間に貧富の差が激しく、移民たちは人間以下の扱いを受けていた。
    日本人富裕層に生まれた少年セナは、ある日、家族を惨殺され、『学校』に売られる。
    そこで、戦闘訓練と性的虐待を受けたセナは、そこでロシア系の少年ニカと出逢う。
    二人は協力して『学校』からの脱出に挑み………

    そして、二巻では、
    子どもだけの犯罪組織『ピオネール』を作り、ボスになったセナとニカ。
    組織の運営がうまくいっている中、ヤクザとの抗争が激化していく中で、二人と仲間たちは……

    面白いですよーー。
    特に、濃くて暗くて熱い話が大好きなお姉様方にオススメでございます。

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