金星の蟲 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
3.25
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本棚登録 : 121
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150315603

作品紹介・あらすじ

異形の存在へと姿を変えられた受刑者の物語「環刑錮」ほか、唯一無二の筆致で生み出す傑作群を集成。『オクトローグ』改題文庫化

感想・レビュー・書評

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  • 酉島伝法ってSFマガジンの最後にキモチワルいイラストを描く人ですよね。あれ、じーーっと見ていると引き込まれそうになる。何故だろう?毎回テーマが変わるのだが、それでも毎回キモチワルい。

    さて、イメージ操作は置いておいて、この酉島伝法の作品「るん(笑)」を最近読んだのだが・・・全然面白くなかった。笑えなかった。なのに、ベストSFの2022年版のランキング(国内篇):ベスト30の第2位受賞。そしてこの「金星の蟲」は「オクトローグ」の改題であり、しかもこの「オクトローグ」はベストSFの2020年版のランキング(国内篇):ベスト30で、なんと第1位受賞。全然意味が判りません。大森望の印象操作にみんな惑わされているんじゃないの?だって、読みにくい、全然前に進めない。当て字・造語・ルビをふっている画数の多い難読漢字。そもそもルビが無かったら読めない。これが100年前だったら発行不可能。印刷所出入り禁止だ。一応、最後まで読んだけどさぁーー。疲れた、とっても疲れた。読むのに膨大な時間を要した。これ一冊読む時間があったら、とうの昔に数冊は別の本を読んでいた。時間、返せーーー!なので、もう酉島伝法の本は読みません。ていうか、本当に酉島伝法の本って売れてんの?

  • ほぼすべて再読、再再読。
    でも覚えていたのは『環刑錮』のみ。
    印象深かったのは
    『環刑錮』『彗星狩り』『クリプトプラズム』
    『クリプトプラズム』は特有の造語があまり無く普通のSFっぽく読めた。

  •  短篇集。一篇を除き、挿画も著者によって描かれている。造語が多用されており、いったいどういう意味なのか最初のうちは考えながら読んでいたが、ひとつひとつの造語の意味を考えるよりも、さっと読み飛ばしていったほうが作品全体のイメージが浮き上がってくる作風の方なんだな、と気がついた。全体として観るという意味では、絵画的な作風なのかも。『ウルトラマン』や『BLAME!』とのコラボ作品も収録されているが、どちらも私の知識がまるでないため、単独の作品として鑑賞。表題作が一番読みやすく、心地よい気持ち悪さに満ちている。

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