ファントム 上 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-1 モダンホラー・セレクション)

  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150405069

感想・レビュー・書評

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  • 突然町の人々が全員死亡
    そこにやってきた姉妹、助けに来た警官達
    正体不明の怪物が襲いかかってくる。

    クーンツを読む者の心得として
    「正体不明の怪物、敵組織」「国の陰謀」
    「賢い犬」「宇宙人」「恐怖との対決」
    「正義」「信仰」等、B級映画要素がてんこ盛りで、ファントムはその代表作のようです。
    (読む順番がまちまちなので…ヒット作は不明)

    でも、敵の正体や事件の真相に驚きがあるわけではなく。だいたい肩すかしや、無理矢理な展開を強引に畳みかけてくる作風が多いです。

    その分登場人物がどのような過去を持ち、恐怖や苦しみに打ち勝とうとするか?に重点を置いてます(その割にステレオタイプな感じもするけど)
    くどい比喩や同じような展開、翻訳者も困惑するプロット類似点など…

    …何だかんだ文句を言いつつクーンツばっか読んでます。海外小説にハマるきっかけだったので思い入れが強い…

    クーンツは、父親の虐待に負けず、サイコパス、ソシオパスにもならずにむしろ研究し、大量に小説を書き続けてきた愛すべき正義の作家なのです。
    著者近影を何冊か見るとわかる通り
    毛量が時代によって変化する作家なのです!
    下巻へ

    • ikezawaさん
      なんだろ、こういう作風の他の作家いたんだよなあ
      なんだろ、こういう作風の他の作家いたんだよなあ
      2020/05/02
  • 数十年越しで、ついに読む!
    冒頭からグイグイ引き付ける設定と描写は、一時代を築いた著者ならでは。
    一つの集落が全滅する程の大事件に対して、主人公が医師と保安官というので大丈夫なのか?
    という事で、詳しい感想は下巻にて。

  • 非常にエンターテインメント性の高い内容でその場面展開はハリウッド映画を観ている様。実際映画化されたのだが、どのような作品になったのか興味が沸いた。
    内容は未知なる生物が次々に人間に襲い掛かり殺していくという80年代に流行った一連のスプラッタ・ムーヴィーのようなもの。今回は珍しくプロットに破綻がなく、とてつもないアイデアをこれでもかこれでもかと云わんばかりに注ぎ込み、読者をぐいぐいと引き込んでくる。
    世評高い本作を体験してようやくクーンツの本領を垣間見た。特に長い作品なのに緊張感が持続していたのが賞賛に値しよう。
    (下巻に続く)

    • ikezawaさん
      そうですよね。
      "珍しく破綻してない" ^_^
      そうですよね。
      "珍しく破綻してない" ^_^
      2020/03/08
    • Tetchyさん
      ikedazuさん、コメント有難うございます。クーンツの数ある作品の中でもまとまった作品ですよね。こういう風に書けばいいのに、いつも途中で飽...
      ikedazuさん、コメント有難うございます。クーンツの数ある作品の中でもまとまった作品ですよね。こういう風に書けばいいのに、いつも途中で飽きちゃうのか、投げ出してしまう結末が多すぎますね。
      2020/03/09
  • 久しぶりのクーンツワールド!
    感想は下巻で

  • 小説の書き方本を書いてるクーンツの小説が読みたくて読む。キャラ立てがよく分かる。ストーリーの始まりなど、学ぶところが多い。

    下巻にも期待。星四つ。

  • 突然、街から人が消えちゃった。人がいなくなったパン屋のシーンから、おっかなさがマシマシに!

  • 先に悪魔は夜はばたくを読んでいたので勝手にミステリだと思ったら普通にホラーだった。一夜にして町がこんな壮絶な死に方で死に絶えてしまうなんてどんな犯人がどんな手法で…!?ってなってたけど\コレそういう話じゃねーから!/
    海外ホラー小説って初めて読んだ気がするけどクーンツは描写が密で面白いなあ。

  • 始まりがメチャクチャ恐ろしい。今まで読んだ中でもかなりインパクト強し。キングにはない切りこみの素早さが身上?

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    風光明媚な田舎町に異変が起こった。一夜にして全住民500人が死んだのだ!たまたま町を出ていて助かった二人の姉妹は、生者を捜してゴースト・タウンをさまよった。いったい何がこのような惨事を招来したのか?悪疫、放射能、有毒化学物質、それとも軍事用に開発された細菌兵器か?だが、見つかるのは胸のむかつく異様な死体ばかり。中には首や手を切断されオーブンに入れられた者や何かを恐れてバリケードを築き、拳銃を乱射している者まで発見された…。

    未曾有の大量殺人事件が発生した町へ通じる道路はすべて封鎖された。しかも、町には警察の他にも生物化学戦課防衛隊まで調査に乗り出している。だが、手がかりは浴室に残された文字―〈太古からの敵〉ただひとつ。やがて人々は、姿なき殺人鬼の前にひとり、またひとりといたずらに屍の山を築いていくが…。今や名実ともにスティーヴン・キングと肩を並べるベストセラー作家が、スピーディーなストーリィ展開と迫真の描写力で全米の読者を心底戦慄せしめた傑作。

    ---
    一気に読んでしまった。SFでも奥が深い。最後に太古からの敵をやっつける場面は,なんだそりゃ?だったけど。

  • 積読してたのを発見したのであらすじに目を通してみたら本格的なホラーだったから、うへぇと思ってしまった。聖書等の一節が書かれているのはいただけないけど、読み進めていくうちに引き込まれていくものがあった。太古からの敵と呼ばれる存在の正体や、フレッチャー・ケイル、ティモシー・フライトなる人物が事件にどう関わってくるのか、下巻が楽しみ。

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