ファントム 下 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-2 モダンホラー・セレクション)
- 早川書房 (1988年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150405076
感想・レビュー・書評
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初めて読んだクーンツが、この「ファントム」だった。S・キングとは違う圧倒的なリーダビリティ。ジャンル分け不可能な壮大なストーリー。そしてクーンツならではのエンディング。完成度では「ウォッチャーズ」に一歩譲るが、その分こちらは荒削りな迫力がある。どちらが好きかはお好み次第、とにかく面白い本が読みたければクーンツをどうぞ。
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モンスターホラーパニック映画を
ゴールデンタイムに見た感じ
昼間の再放送ではなくて、もっとワクワク感もあり、いい意味で安定感もある。
頭の中で俳優を割り当てられない登場人物もいて、重要な役回りなのか脇役なのか良くわからないところがある分、誰が消えるのか展開が読めないのが良かった。 -
モダンホラー翻訳全盛期に出版された、クーンツの嘗ての代表作。
正体不明のファントムに山深い町の住人が突如襲われて壊滅するという発端から、モダンホラーの典型に沿って展開。残念ながら、全く怖くないのがモダンたる所以なのだが、怪物の造型と描写こそ腕の見せ所とばかりに、張り切るクーンツが微笑ましい。 -
面白かったなぁ。
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上巻の何が起きてるかわからないおそるおそる感に対して、下巻は海外ホラーらしいパニックホラーという感じ。死ぬ者ゴリゴリあり合流するものあり、地味に別ラインで動いている者有り。凄く映画っぽいなあ…と思って感想書きにきたら新装版になってたのでアッやっぱり映画に なってるのか わかります という顔に。劇的なオチは無いけどそこまでを堪能できるので満足感ある。
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つかみは上手い。訳も分からず残虐に殺されてる人々を見つけても、冷静さを失わない主人公にちょい疑問だけど。ハリウッド映画見てるような展開。