栄光の艦隊決戦 (ハヤカワ文庫 NV ケ 1-17 海の勇士/ボライソー・シリーズ 17)

  • 早川書房
4.20
  • (3)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150407810

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この巻を読んで、幾度となく感じてきたことを再確認した気持ち。著者は「もう一人のネルソン」を書きたかったんじゃないのかな? ちょうどトラファルガーの海戦の年。ボライソーは地中海でスペインの艦隊と決戦に。ネルソンはトラファルガーで命をおとしたけれど、ボライソーは…。まあ、フラグは相変わらず立ちまくってます。
    一方、私生活もネルソンと同様にどろどろの気配。前々からボライソーに感じていた違和感の正体がわかりました。彼は恋愛においてイタい男だった。きっとファンからは凄まじい反発が来るとおもうのだが、とにかくそののめりこみよう、勘違いがイタい。前妻に心をひかれながら再婚するな! とか、色恋を仕事の場に持ち込むな! とか突っ込みどころは山ほどある。
    ネルソンはいいんです。どうやらあの人は常人ぽくない、源義経みたいに世事に疎いイメージがあるのでハミルトン夫人にどぶどぶでもかまいません。どうせならボライソーもそういう男にしてしまえばよかったのに。
    そしてもう一つ。イギリス人は個人主義だと思っていたけれど、けっこうおせっかい。で、原理主義的。ヘリック、友情よりも倫理ですか? そういえばトールキンとルイスが疎遠になったのも、ルイスの結婚が問題だったっけ。

  • 海の勇士ボライソーシリーズ17巻
    海洋冒険シリーズが好きなら一度は読むべきだ
    コメント

  • ボライソーシリーズ 17巻。

全3件中 1 - 3件を表示

アレグザンダー・ケントの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×