栄光の艦隊決戦 (ハヤカワ文庫 NV ケ 1-17 海の勇士/ボライソー・シリーズ 17)
- 早川書房 (1995年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150407810
感想・レビュー・書評
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この巻を読んで、幾度となく感じてきたことを再確認した気持ち。著者は「もう一人のネルソン」を書きたかったんじゃないのかな? ちょうどトラファルガーの海戦の年。ボライソーは地中海でスペインの艦隊と決戦に。ネルソンはトラファルガーで命をおとしたけれど、ボライソーは…。まあ、フラグは相変わらず立ちまくってます。
一方、私生活もネルソンと同様にどろどろの気配。前々からボライソーに感じていた違和感の正体がわかりました。彼は恋愛においてイタい男だった。きっとファンからは凄まじい反発が来るとおもうのだが、とにかくそののめりこみよう、勘違いがイタい。前妻に心をひかれながら再婚するな! とか、色恋を仕事の場に持ち込むな! とか突っ込みどころは山ほどある。
ネルソンはいいんです。どうやらあの人は常人ぽくない、源義経みたいに世事に疎いイメージがあるのでハミルトン夫人にどぶどぶでもかまいません。どうせならボライソーもそういう男にしてしまえばよかったのに。
そしてもう一つ。イギリス人は個人主義だと思っていたけれど、けっこうおせっかい。で、原理主義的。ヘリック、友情よりも倫理ですか? そういえばトールキンとルイスが疎遠になったのも、ルイスの結婚が問題だったっけ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海の勇士ボライソーシリーズ17巻
海洋冒険シリーズが好きなら一度は読むべきだ
コメント
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ボライソーシリーズ 17巻。