- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150411558
作品紹介・あらすじ
夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」…突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、地球はその様相を一変した。ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に篭城し、絶望的な戦いの日々を送っていた。そんなある日…戦慄の世界を描く名作ホラー、最新訳で登場。
感想・レビュー・書評
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謎の疫病により、人類は"死ぬ"か"血を求めて徘徊する化け物となる"かに二分された。そんな中、どちらにも属さない唯一の人類であるネヴィルは、絶望的なサバイバル生活を送っていた。終わることのない孤立無援の戦いの行き着く先とは――――。
何度も映画化されているリチャード・マシスンの名作。本書の解説にも書かれているが、現在では定番となっている「細菌(兵器)によるゾンビ化」という設定の原典でもある。
"I am Legend"―――この作品を最後まで読んだ人だけがこのタイトルの意味を理解することができ、特別な一文として心に刻まれるだろう。 -
ホラーの基本となる重要な作品。ゾンビや吸血鬼ものに与えた影響は計り知れないと思う。
犬(´・_・`) -
大体話全体の内容を最後まで知った上で読んだ。表紙にもなっているウィル・スミス主演映画よりも考えさせられる内容だし、表題と密接に絡んだ話になっている。
ボリュームとしては中短編といった感じで、すぐに読み終わる。「地球最後の男」「オメガマン」「アイ・アム・レジェンド」と三回も映画化されているが、クライマックスの展開は三本のどれよりも原作がいいと思う。
自分が必死に生きようとすることに意味があったのかという自問に答えを見出した主人公の姿に、読後清々しい余韻が残った。 -
F先生の名作「流血鬼」の元ネタだそう。
一番最初の映画が一番観たい。
ひとまずウィル・スミス観るかな。 -
ウィル・スミス主演の同名映画の原作。私的にはゾンビ小説二作目。ゾンビ映画には当たり外れがあるが、今のところこれも当たり。続々わくわくした。
映画とは違う内容。自堕落に無目的に生きていた主人公が、犬の出現により変わるところは見どころ。どん底を体験したものが生きる気力を得て、病原菌の研究に情熱をもって行動をはじめる。
孤独と生きる意味を主人公が色々と考える。けっこう深いと思った。
星四つ。 -
確かに最後一文の含む意味は深いな。サバイバル・ゾンビ・犬・愛・SF・その他いろいろのバランスがうまい。新訳なのも良かった。
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吸血鬼が蔓延する世界にたった一人生き残った男の話。吸血鬼との闘いとかアクション的な要素もあるんだけど、それよりも男の心の葛藤とか、吸血鬼との対決方法を考えるとか、内面的なところに重きが置かれています。ストーリーにはあまりひねりが無く古典的な感じもしますが、訳も良いのか、文章に古くささは無く、今でも十分読める面白さだと思います。
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読了→映画→ガッカリ
映画→本→目から鱗の奇病発症。