反撃のレスキュー・ミッション (ハヤカワ文庫 NV ラ 7-12)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150411848

感想・レビュー・書評

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  • ホームレスになってしまった元SAS隊員。自ら立ち直るきっかけを掴み人質を救出する。
    自らの再生をかけた救出任務。面白いぞ。

  • クリス・ライアンの作品で中東をテーマに描かれたものが、いくつかあるがヒズボラとSASの絆をテーマにした本作は異色と言える。我々がヒズボラという組織を今日、ニュースなどで耳にする機会は少ないが、1980年代から今日にかけて活動するイスラム組織である。最近ではシリアのアサド政権に加担したとして国連から制裁を受けている。さて、本書は、ヒズボラが現在のように議会に議席を持ち、政治活動を行う団体ではなくイスラムテロ組織として猛威を奮っていた頃をテーマにして描かれている。この背景はそのまま、現在のIS国のような誘拐処刑による西側国家への挑戦とダブりテーマの古さは微塵も感じない。本作は単なる人質奪回作戦を描くだけでなくライアンらしい人間的な葛藤も描かれているが、構図の好き嫌いは分かれるところだと正直思う。佳作

  • 借り物で読んだ。文章が稚拙なのか訳が稚拙なのかはわからないけど直訳のようなカクカクした文章でなじめなかった。

  • 予想以上の出来ってことで★4つ。

    ★粗筋★
    かつてSIS(英国陸軍特殊部隊)に所属していたポーターは、アルコールに溺れホームレスの生活を送っていた。自ら犯したミスにより同僚の命を失ってしまい、罪悪感に苛まれる日々が続いていた。しかし、ある時娘に再会し人生の再起を誓う。誇れる父になるため、ポーターが向かった先は、かつて所属したSISだった。裏切りの連続の中、無事ポーターは生還できるのか?!



    ストーリーは大体想定どおりに進んだんで、面白いなと感じる点は少なかったが、中東情勢を的確に描いてる点、テロリストの描きかた、そして何よりホームレスが最後に一花咲かせてやるんだ、という【いかにも外人】的な設定が泣けました。

  • 最新作を読んだので、積読だった既刊の文庫本も読んでみることにしました。レバノンで行った人質救出作戦で仲間を失ったSAS隊員のジョン・ポター。17年後の今では、除隊し、酒びたりの路上生活の毎日。そんな彼に舞い込んできたのは、再びレバノンで起きた誘拐事件の報道だった。再起の機会ととらえた彼は、人質救出のために単独で立ち上がる。ジョンの娘、サンディの存在が主人公の行動の核になっています。「再起」の物語として楽しめると思います。

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