- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150414658
感想・レビュー・書評
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小説として楽しむ分にはいいが、こんな米露激突の時代が本当に来ませんように。現場には居合わせたくないという描写がてんこ盛り。
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ケニアのレアメタル鉱山からロシア軍スペツナズが撤退することろから物語は始まる。
台湾総統選挙がらみで中台関係が騒がしくなり、同じ時期に第7艦隊のスキャンダルがネットに出回る。
世界の目が東アジアに集まる中、ロシアではレアメタル鉱山を奪還すべく大掛かりな軍事作戦が計画される。
上巻はほぼロシア軍がNATOをフルボッコするさまが描かれ、下巻では態勢を整えたNATOが反撃に転じるという図式。
トム・クランシーを彷彿とさせる近未来の仮想戦記 -
いま、ロシアとNATOが戦うとしたら、こうなるんですかね?
途中、一進一退と言うか、序盤はほとんどNATO側が押し込まれていて、ロシアの思うようになるのかと思いましたが、やっぱりNATO側が勝つという事になるんですね(苦笑)。辛勝ですが。
この戦いが起きる時に、並行して起きていたアジアの状況が、いよいよ過熱してきたという情景で、この作品は終わります。ということは、少なくとも、この話の続きとして、そちらの話が描かれてもいいと思うんですが、どうなんでしょう? -
ヨーロッパではポーランドが、アフリカではケニアのレアアース鉱山が戦場となる。もう第三次世界大戦のレベルだ。ロシアのレアアース鉱山奪回を阻止することはできるのか、戦車を中心とした戦いが描写される。アクション描写は素晴らしく、兵隊たちが戦う姿を記録映画のように文字にしている。人の生き死には当然ながら発生する。そんな中、ポーランドの女性民兵と米国のA10パイロットとのロマンスがキラリと光る。
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戦争は悲しい現実を生むが、終わった後に平和を噛みしめる。それぞれの物語が終わり、新たな物語が始まる。
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兵器の種類が多くてさっぱりわからなかったふぁ、とにかくよく調べたでしょう。
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後半は欧州作戦が一段落し、アフリカ戦線が主戦場となる。
後半も相変わらず面白いが登場人物と場面が多岐に渡るため、暗殺者グレイマンシリーズほどのめり込めない。
とはいえ、作りこまれた面白い作品だった。
現在では航空戦力万能と思われがちだが、機能する防空戦力が機甲部隊にいると航空戦力は著しく制限されるか機能しなくなることがよくわかる。
これを考えるとやはり戦車も重要なのではと思えてくる。