暗殺者の悔恨 上 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
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本棚登録 : 156
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150414726

作品紹介・あらすじ

東欧の極悪戦犯を制裁するため、グレイマンは射殺でなく潜入による暗殺を試みる。この選択が、ある女性たちの悲劇へと繋がり……。

感想・レビュー・書評

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  • 最高!
    いつもの通り、グレイマンは仕事をこなす。
    が、そこで心やさしい暗殺者は頼まれてもいない仕事を抱えてしまう。悪の組織に捕らわれた20数名の女性たちを救わなければ!と。
    このヒーローはもっともっと世に知られるべきだと思う。
    さて、下巻ではどんな展開が巻き起こるのか?
    ワクワクが止まらない。

  • テーマは売春。コートの人の良さにヤキモキしながら安定の展開。下巻でコートが暴れるのを期待して前巻終了。それから俺たちのザック兄貴ことナイトトレインが多分来るなと思いつつ下巻へ

  • マーク・グリーニー『暗殺者の悔恨 上』ハヤカワ文庫。

    グレイマン・シリーズの第9弾。

    戦争犯罪人に制裁を加えようとしたジェントリーは非常に簡単なミッションをわざわざ手を煩わせるような手段で実行したことから、全く関係無い悪の組織と対峙することになる。些か造り過ぎのような状況設定なのだが、読み進むうちに面白くなっていく。

    かつて全世界の諜報機関から命を狙われていた暗殺者『グレイマン』ことコート・ジェントリーは、依頼を受けてボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争時の戦争犯罪人を殺害する。その際、ジェントリーが護衛を務めていた性的人身売買組織のメンバーも殺害し、拉致監禁されていた女性たちを目撃したことから、彼女たちを救出しようと行動を開始する。人身売買組織により妹を拉致されたボスニアの欧州連合法執行協力庁のタリッサと遭遇したジェントリーは彼女と行動を共にするが……

    本体価格900円
    ★★★★★

  • シリーズ第9作。
    “グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる凄腕の暗殺者ジェントリー。彼は依頼を受け、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争時の戦争犯罪人を殺害した。だが、その結果、性的人身売買のために拉致された女性たちに危害が及ぶと知った。彼女たちを救うべくグレイマンは行動を開始し、ボスニアで欧州連合法執行協力庁のタリッサと遭遇する。彼女は拉致された妹を探していた。彼はタリッサとともに、拉致された女性たちの行方を追う。

    一人称で描くグレイマン。他の登場人物は三人称なので、やや違和感がある。敵に対する強い怒りを表現したかったのか。下巻に続く。

  • CIA支援下の作戦であれば十分な装備と情報があるのに、今回は図らずも行動を起こすことになった。
    初期の頃に戻った感じで、これはこれで面白い。

  • 外耳炎になり
    これまで海外ドラマ三昧だった日々から
    久しぶりの読書へと変更した1冊目。

    リアルにあるような設定で
    一気に読み進めてしまいました。
    とは言うものの、心理描写が多く、
    感情移入しやすいですが
    個人的にはドンパチがふんだんにあると
    楽しく読めるんですよね。。。

    やはりワールドワイド的な
    戦略的な展開の方が性にあってるのかも
    と思った久しぶりの読書でした。

    ★4つから書いているうちに3つだな
    と変更。下巻はどうなることやら。。。

  • いつものように依頼を受けて暗殺をするジェントリー(グレイマン)。元ボスニア・ヘルツェゴヴィナの将軍であるバビッチを暗殺したことで、性的人身売買のために囚われている女性たちを窮地に陥れた。暗殺の目的を達した以上、普通の暗殺者であればその後のことは無関心なのかもしれないが、そこは我らがグレイマン!、女性たちを救うために動き出す。ジェントリーとは違うアプローチで性的人身売買に囚われた妹を救助するために姉のタリッサとジェントリーが出会う。この二人がバディとなり冒険を続ける。女性を流通に載せるパイプラインや犯罪組織の巨大さが明らかになり、敵は手ごわい。お人よしのジェントリーがどのように解決するのか下巻が楽しみになる。

  • 上下巻一気読みしました。

    今作は一風変わった「性的人身売買組織」壊滅の話。
    相変わらずの面白さでした。

    次作も必ず読みます!

  • 邦訳が出るたびに手にとってしまう現時点世界最高峰のアクション小説の一つ。主人公は元米軍の特殊部隊出身でそんなものが実在するのかわからないけどもCIAの秘密部隊に所属していたのだが、あることがきっかけでCIAとCIAから通知を受けた世界中の諜報機関から命を狙われていた。現在はCIAとも関係が修復されフリーランスの暗殺者としてCIAを中心に暗殺の仕事を請負っている。世界中で命を狙われていた時から悪人しか殺さない、という信条を持っているのだがここが難しいところで要は検事と判事と死刑執行人を一人で兼ねてしまっているのだが...その辺りを気にしなければ十分スリリングで楽しめるシリーズ。本作ではボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争時の戦争犯罪人を暗殺する仕事をフリーで請け負うのだが、それも狙撃すれば済む話をわざわざ近くまで行ってなぜ殺されるのか、を本人に通知する、というやり方をとったために戦争犯罪人が関わっていた人身売買に巻き込まれ...という話。この手のシリーズで難しいのは主人公は死なないと読者にわかってしまっている上でいかにスリルを作るか、というところだと思うのだが本作でも作者の腕は見事にその辺をクリアしている。悪役の設定も巧く非常に面白かった。血腥いのが平気な人には強くお薦めします。

  • この、話転がし感は無敵かな。
    ただ、もう前作忘れている…

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