インナー・トラヴェルズ 上 (ハヤカワ文庫 NF 171)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150501716

作品紹介・あらすじ

名門ハーヴァード大学を首席で卒業後、医学博士となり、結婚し離婚し、ベストセラー小説を立て続けに発表、映画を監督し、30歳で成功の絶頂にいた-。だが、次に何をしたらいいのだろう?突然目標が種切れになり、パニックに陥った著者は、東洋哲学の本を読みあさり、自己探究の旅に出た。『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』をはじめ、多彩なジャンルで次々にヒット作をとばす鬼才の魅力あふれる遍歴を綴る。

感想・レビュー・書評

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  • インナー・トラヴェルズ〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • 「ジュラシックパーク」などのヒット多数を持つ作家・映画監督の自伝。

    やりたいことを試すために、メディカルスクールに通い、研修医の途中で医者をやめて様々な体験をするという波瀾万丈というか、サクセスストーリーかも。というのも、医者と掛け持ちでやった作家が大ヒット、その後自作の脚本で映画監督までやってしまうのだから、「山あり谷あり」というほど大変そうには感じない。

    この上巻では、始まりから半分強がメディカルスクール時代のエピソードになっており、個々の患者やボスの医者とのやりとり、失敗談が具体的に記載されており、エッセイ的に非常に楽しく読める。

    後半では医者をやめた後の世界中を巡る旅行(冒険か?)についてを中心に、こちらは割と漠然と、欧米人がアジアやアフリカを評するように描かれている。

    各章はさほど長くなく、専門的な知識も要しない、平易な書き方になっているので、非常に読みやすい。ただ、医者をやめるところや旅行記において、語彙の不足した、雑な翻訳があるのは少々気になる。

  • 金も名誉も手にした、天才作家マイケル・クライトンの自己探求世界紀行記。海底からジャングル、砂漠、キリマンジャロにまで行った彼の旅はやがて自己の心の中へと向かっていく。

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