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- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150502676
感想・レビュー・書評
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第1部 動物界と例外
第2部 理論と認知
第3部 分類学の重要性
第4部 傾向とその意味詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カンブリア紀の生物を紹介した「ワンダフルライフ」で有名なグールドの科学エッセイ。
科学エッセイは、小説のようなストーリー性のあるものではないので、記載されているエッセイから気に入った文章を。
人類の平等は、歴史上の偶然の事実である。
平等であることは当然の真実ではない。また平等は倫理上の原理ではないし(平等にあつかわれるべきことは別問題である)社会的行為の規範の一つでもない。人種の平等は、たまたまそうなったことにすぎない。人間の歴史には100通りもの異なったシナリオがありえたし、それらは全く別の結果(と非常に深刻な道徳的ジレンマ)をもたらしただろう。ただ、たまたまそうならなかっただけなのだ。
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