からだことば: 日本語から読み解く身体 (ハヤカワ文庫 NF 271)
- 早川書房 (2002年11月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150502713
作品紹介・あらすじ
「腹が立つ」なら腹で、「頭に来る」なら頭で怒る。では「むかつく」の場合はどこで怒っているのか?「肌を許す」とか「お肌の曲がり角」とは言っても、「皮を許す」とも「お皮の曲がり角」とも言わないのはなぜか?…日本人が無意識に抱いている身体観をはらんだ、「からだ」に関わることばを用いた言い回しに注目するというユニークな手法により、近代・現代の日本人像を浮かびあがらせる快作。
感想・レビュー・書評
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からだにまつわる言葉の色々。
この本から沢山の発見と気づきがありました。
良書です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生時代にこの人の本を興味深く読んだ。
それから随分時間が経って、久しぶりにまたこの人の本を読んだ。
テーマごとにまとめられた16話と、「作家のからだことば」で構成されている。
第1話「からだことばが消えていく」から2、3話あたりまでは、「今の若い人はからだについての言葉を知らな過ぎる!」という嘆き節(失礼)が目立つようで、少し鼻白んだ。
けれども、やはり「肩がはる」から「肩が凝る」への転化とか、「皮」と「肌」の違いなどの話は興味深い。
からだを軸にしてどんな認知世界が広がるのかということを考えさせられる。 -
20090811 図書館
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