哲学のきほん──七日間の特別講義 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150504908

感想・レビュー・書評

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  •  哲学とは何かを考えるための入門書だ。決して易しくはないが、一般的な哲学入門書に比べると遥かに分かりやすい、
     その一つにはこの本が架空の読者と哲学者の対話という形で纏められているからだろう。哲学と対話というのは相性がいいらしい。
     本書の原題は哲学者のように考えるということらしい。つまり、本書は哲学とはどのような手順で思考を展開するのかという型を示してくれている。これがもっとも有益だ。
     哲学の重要性は近年よく言われる。ドイツの風土には哲学的思考が根付いているというが。そこには人間の能力で世界を理解し得るのではないかという可能性への自信があるとみた。日本人の理論より経験、習慣という考え方との差を観じさせるものであった。

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