あなたに似た人〔新訳版〕 II 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 1-10)

著者 : ロアルド・ダール 田口俊樹

• 早川書房 (2013年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[tocaさんの感想 · 2013年5月23日]

新訳版のⅡ。
こちらもシニカルかつ、スタイリッシュな短編が収録されている。
旧版(持ってないけど……)にも収録された中では、『サウンドマシン』『偉大なる自動文章製造機』が面白かった。
特別収録の2編はどちらも短いが面白い。特に『廃墟にて』のオチは、ある程度予想はつくが秀逸。サラリと流しているところがまた怖い。

[kincatesさんの感想 · 2013年5月19日]

2冊あわせて580ページほど、旧訳同様1冊で出せばいいと思ったのだが、初収録の2篇だけが目当ての者は2巻だけ買えばいいという親心か。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2013年4月24日]

2篇増えただけで、2冊になるのは何故？

著者プロフィール

ロアルド・ダール（Roald Dahl）
1916年9月13日 - 1990年11月23日
イギリス・ウェールズのカーディフにて、ノルウェー移民の両親のもとに生まれた。第二次大戦中にイギリス空軍エースパイロットとして活躍するが、事故で重傷を負う。その時代の逸話をもとに、作家デビュー。ブラックユーモアあふれる短編小説、児童文学の書き手となった。
代表作に、『チョコレート工場の秘密』。ティム・バートン監督にジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として映画化された。他にも『父さんギツネバンザイ』などがあり、『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化された。