凶手 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 8-7)

  • 早川書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150796075

感想・レビュー・書評

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  • これが良いんだわ。大好きな本。

  • 研ぎ澄まされた全く無駄がない文体に驚嘆する。
    物語のストーリーにはあまり重きを置かれてはいない。
    文章の傑作という表現が良いだろうか。
    重苦しい読後感を味わえる。


  • 仕事のオフシーズンに、馳星周『不夜城』三部作を読み返そうと思い立ったところで、どうしてもこの作品を再読しなければ、という思いに駆られて。翻訳が出た時にペーパーバックで読んだのだが、今回は翻訳で読了。これぞノワール、これぞハードボイルドの文章。やっぱり痺れる。この最後の一行に、馳星周の『不夜城』の最後の一行が呼応しているのだと思う。

  • アンドリュー・ヴァクスは初めて読んだ。
    凶手=殺し屋であるが、主人公は素手で人を殺めるという、言葉のイメージそのもの存在。
    殺しをしないときはストリッパーの彼女と美人局をしながら稼いでいるのだが、ミスを犯して刑務所に入れられる。
    出所したときには、彼女は行方を消していた…
    因みに原書タイトルは「SHELLA」でその彼女の名前となっており、主人公が彼女を探し求めて、成り行きで人を殺し続けるといったもの。
    とはいっても、殺伐とした感じはあまり持たなかった。自分の欠片を捜し求めるという、その部分が琴線に触れたのかも。

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