本気でアイ・ラブ・ユー (ハヤカワ文庫 YR 1-18 スイート・ヴァレー・ハイ 18)
- 早川書房 (1987年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150800185
感想・レビュー・書評
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1987年 206ページ
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『アイリーンのとうろう』についで2回目です。
記憶に残っていないとまったく書けない。でも、この本はけっこう記憶に残っています。
今、聴覚障害者が登場する小説を読んでいますが、ふと思い出して登録しました。海外作品なのでなんとなくKindleで筆者名で検索したらなんと‼︎ Kindle Unlimitedで原作がヒットしたではないですか! すごいわ、Kindle。
この作品、スイート・バレー・ハイ・シリーズとして刊行されていて、高校生だった当時になんとなく買ったものです。アメリカのティーン向けだと思います。この1冊を買っただけでやめましたが、内容は割と面白く、買いの1冊だったと思いました。
覚えている内容はというと……
主人公はエリザベス。真面目な優等生で素敵な彼氏もいる。エリザベスの双子の姉妹・ジェシカは、エリザベスと反対で、奔放なトラベルメーカー。この2人や周囲の人々の恋愛模様を描いたシリーズだったと思います。
この作品では、ブルース・パットマンとエリザベスの友人のレジーナ・モローの恋愛模様を描いています。
ブルースはハンサムでお金持ちのプレイボーイ。女を取っ替え引っ替えしているため、エリザベスの心象は悪い。そのブルースがレジーナと付き合っているという。レジーナは聴覚障害者で、心優しい女性。エリザベスはレジーナのような素晴らしい女性にブルースは相応しくないと思っている。はたして、ブルースとレジーナの恋の行方は……?
このお話で初めて“読唇術”という言葉を知りました。耳が聞こえないレジーナは、相手の唇を読んで何を話しているのかわかるのです。
ブルースが、レジーナは完璧に唇を読むことができる、と両親に紹介しているシーンがあったと記憶しています。そして、この読唇術のおかげでレジーナのコミュニケーションは問題ないようでした。
ちなみにハヤカワ文庫YRはヤングロマンスの略みたいです。あまり売れなかったのかな? すぐに休止になったようです。ティーン向けは、当時コバルト文庫などたくさんあったので、それほど購買欲にはつながらなかった。海外ロマンスものは、ハーレクインという大御所もありますしね。
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