シャーロック・ホームズの恋 (ミステリアス・プレス文庫 84)

著者 : セナ・ジーターナスランド 青木久恵

• THE MYSTERIOUS PRESS (1995年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[恭さんの感想 · 2011年12月2日]

ネタバレはしないが、正直この本には否定の言葉しか出てこない。
主題であるホームズの「恋」はいいとしても、誤訳もあるだろうが著者はホームズを読んだことがあるのか疑いたくなる。
聖典を思い出させる要素はあるが、話のために設定をいじりすぎ。
ホームズのお相手の正体はもちろん、全体的に昼ドラのイメージ。
何より最後にさらりと書かれたワトスンの新たな生活には、あまりの衝撃に本を投げ捨てるところだった。

[kiyosiさんの感想 · 2008年7月24日]

ホームズの死後、ホームズの功績をまとめようとするワトスンに対する妨害。医師となっていたウィルキンズの患者の秘密。ホームズが知り合ったバイオリニスト・シーガスン。シーガスンの正体。バイエルン王ルードヴッヒのもとにいるシーガスン。ルードヴッヒを退位させようとする勢力との対決。