図書館の死体 (ミステリアス・プレス文庫 110)

  • 早川書房
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本棚登録 : 185
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151001109

作品紹介・あらすじ

若くして図書館の館長を務めるジョーダン・ポティートは、わが身の不運を嘆いた。自分の図書館で殺人事件が起き、その容疑者にされたのだ。被害者は、ジョーダンや彼の母親などの名前を記した奇妙なメモを持っていた。真相を探るため彼は調査を始めるが…複雑な謎と感動的なラストシーン。アガサ賞、マカヴィティ賞の最優秀処女長篇賞を受賞した話題作。

感想・レビュー・書評

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  •  これも二回目。タイトルを見て多分、読んでるなと思いながら読み始め、1ページ目の語り手の自己紹介で一度読んでると確信した。でも、犯人は全く覚えていなかった。これは良いことなのか悪いことなのか。1ページで思い出すというのは記憶に残っているということ。でも犯人というか真相を覚えていないということは印象が薄いということ。でもまあ面白く読んだ。特に後半は一気に読んだ。
     軽いミステリ。特別なトリックもない。聞き取りしていたら犯人が馬脚を露す。

  • 田舎町で図書館の館長を務めるジョーダン・ポティートは、身の不運を嘆いた。前の日に口論した中年女性が、あろうことか彼の図書館で他殺体で発見されたのだ。その被害者はジョーダンや彼の母親らの名前と、聖書からの引用を記した奇妙極まるメモを隠し持っていた。殺人の容疑者となったジョーダンは、身の証しを立てるために犯人捜しを始めるが―アガサ賞、マカヴィティ賞の最優秀新人賞を受賞した人気シリーズ第1弾。

  • こういうの好き

  • テキサスの田舎の小さな図書館を開館すると死体が転がってて、しかもその死体が前日に口論したおばちゃんだと館長さん(モテモテ男子)はひっくり返るよね~。特に謎解きがおもしろいミステリではないのだが、田舎町の人間関係と、図書館に集まる人たちがとてもおもしろい。しっかし、ラストに向かって、二時間ドラマ並にどろどろな人間関係が暴露されていってこの町が今後だいじょうぶかな、と心配になる。

  • 内容は当然として登場人物にそれぞれ個性があって、非常に生き生きとした作品だった。まぁ、人は死ぬんだけど
    何よりも主人公の、まさにアメリカンといった風なジョークが随所にちりばめられており、いい味を出していた

  • タイトルに惹かれてシリーズ3冊を衝動買い。内容はまあ面白かった方かな。わざわざ強請り相手のリストに聖書からの引用文をつけるかな、とも思ったけど。登場人物が事ある毎に言うほどの小さな田舎町に(しかも図書館に関係ある人ばかり)にこれほど強請られるネタを持っている人がいたら大変だぞ(笑)

  • 「スシバーがなくても生きていける!」

  • 都会から故郷へUターンして来た若き図書館長が事件に巻き込まれて、解決するお話。

    米国在住の知人に原著(英語のペーパーバック)も送ってもらいましたが、そっちは未読。つか、軽いタッチなので、難しくはなさそう。

  • 図書館が出てくるミステリー。図書館で死体が発見され、その事件を中心に地域の複雑な人間関係、事情があらわになっていく。終わりもスッキリ。面白かった、満足です。

  • 容疑者を聖書の一説に例えて、謎解きをするところが、楽しい。主人公の設定もユニーク。

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