- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300271
感想・レビュー・書評
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またもやBSドラマで結末知ってるのを読む。はじまりからオリヴァ夫人らしさ全開。夫人の予感に巻き込まれたポアロ。パーティーで起きた殺人と失踪の謎。解説にもあるように横溝正史っぽい。ポアロの人生観が聞き込み時に垣間見れて面白かった。
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ポプラ並木さん、ポアロシリーズ完読まで、カウントダウンに入ったのですね。
すごーーい!(๑°ㅁ°๑)ポプラ並木さん、ポアロシリーズ完読まで、カウントダウンに入ったのですね。
すごーーい!(๑°ㅁ°๑)2023/03/17 -
なおなおさん、おはよう!そうなんです!月一の感想会もいよいよ佳境です。さらにアガサ・クリスティ、別シリーズも読む予定です。面白いですよねなおなおさん、おはよう!そうなんです!月一の感想会もいよいよ佳境です。さらにアガサ・クリスティ、別シリーズも読む予定です。面白いですよね2023/03/18
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何回同じ手に引っ掛かるんだ私は!と悔しがるのすら楽しい。
それこそがクリスティ作品を読み続けている理由でもあるので。
こんな風にいつまでも驚かされていたいなあ。
今回はゲームの死体役である少女が、本当に死体となって発見されてしまう。
そんな中、主催者の妻・ハティも忽然と姿を消してしまう。
いったい彼女はどこへ消えたのか。 -
ナス屋敷で屋外パーティが開かれ、余興に殺人犯探しゲームが行われる。筋立ては小説家のオリヴァ。ポアロは賞金渡し役にと呼び寄せられる。ところが犯人役の少女が本当に殺されてしまう。そしてナス屋敷の主人の妻、ボート小屋の老人までも殺される。
書かれたのは1956年で、お屋敷が売られてユースホステルになっている、とか、ユースホステルの客が皆外国人で北欧とかイタリアとかでしかもショートパンツ姿、などという当時の状況が興味深い。そして古くからあるナス屋敷の女主人は息子二人が戦死して相続税で家を失ったが、新しく買った人の好意で庭さきの番小屋に住んでいる、という設定。戦後の社会の変化を取り込んだ作品。
これはドラマの記憶がわりと残っていて、読んでいてもそのパーティの情景とか、ヒッチハイクの少女とかボート小屋とか、占い小屋、なによりオリヴァの衣装が頭の隅にあった。が、犯人はまったく覚えていなかった。実は○○は△だった、ということがあったようだったかな、とおぼろげな印象はあったのだが。 -
アガサ・クリスティー。ポアロシリーズ。知り合いの作家に推理ゲームに招待されたポアロ、良からぬ予感がするという作家に協力するが、死体役の少女が本物の死体となって現れる。事件を防げず、犯人もわからないポアロがじれている姿に老いを感じる。最終的には真相をあばくがその過程は唐突で雑に感じた。
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ポアロ
オリヴァ夫人が出るシリーズ。
毎回そうと言えばそうだが、途中までさっぱりわからず、最後怒涛の展開でエーッっていう犯人だった。ちょっともう一回読んでみようと思う。
ひとまず印象に残ったフレーズのメモ。
「わたしも英国人のように、ロマンチックな方ではないのです。良縁を得るためには、ロマンスよりも分別というものが肝心です」(p82)結婚していないポアロの台詞なのが面白い。
「あのひとはね、パンのどちら側にたっぷりバターがついているか、いつもよく知っているような女ですよ」(p209)どういう人なのかよくわかる悪口でよし。 -
真相はなかなか大胆ですし、細やかな伏線、ある人物の証言がダブル・ミーニングになっているところなどクリスティの巧さが光ります。
ただ、犯人と対峙し徐々に追い詰めていくというポアロの見せ場がない、全てを知っている人物が最後どうなったのか分からないなどカタルシスを感じられない展開がいまいちな印象を与えています。