運命の裏木戸 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 50)

  • 早川書房
3.11
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本棚登録 : 309
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300509

感想・レビュー・書評

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  • トミー&タペンス最終巻。
    もっとこの二人で色々書いて欲しかったなーと思う。

  • お年を召しても元気なトミー&タペンス!
    ...と言いたいところだけど、いつの間にか主人公はタペンスになってた(汗
    トミーの紹介は「タペンスの夫」だって(´・ω・`)
    ちょっと寂しい...

    「運命の裏木戸」ってタイトルは、本文中によく引用される
    「運命の門」をもじったものだったってことに再読して気づきました。
    「門」じゃなくて「裏木戸」...ウィット効いてる。

    内容はスリーピング・マーダー。
    新居の蔵書の中に不思議なメッセージを見つけたタペンスが、その謎を追いかけていると、新たな事故や疑惑が二人の周りに起こってきて...

    タペンスの怖いもの知らずぶりは本当に感心する。
    そして蔵書の中に見つけるメッセージ!
    ミステリアスだな~。

    クリスティ最後の作品と言うことで、
    クリスティ自身の思い出もたくさん詰まってるだろう
    たくさんの児童書たちの紹介が嬉しかった。

    そして私の一番のつぼは、やっぱりトミーの
    「灰色の脳細胞を働かせたまえよ、モナミ」!

    自分の作品の探偵もパロディにしちゃうなんて最高^^
    嬉しすぎて鳥肌立ちました^^

    これもやっぱり最後の作品だからなのかな。
    たくさんの思い出も感じることが出来ました。

  • トミーとタペンスはいくつになってもトミーとタペンス。
    変わらない二人の会話がとても素敵ですごく好き。

    ストーリーは…なんだかいつの間にか終わったって感じ。途中の伏線(だったのかな)も
    回収されてないような。クリスティ婆ちゃん、途中で飽きちゃったのかな(笑)?

    でも解説にあるように、齢八十を越えてこれだけ楽しい二人を描けることは、
    やっぱりすごいことだなーと思う。
    トミーとタペンスも、その年齢を感じさせない若々しさだし。

    こんな風に歳をとりたいものだ。

  • ついに、トミーとタペンスのシリーズ読み終わった!
    今回は私の好きなスパイもので面白かったし、年寄りだと感じさせないトミーとタペンスはその会話も絡みも読んでいて楽しかった。
    またフランクフルトへの乗客と若干リンクしていて、その登場人物が出てきていたりと楽しめたし、気づいたときに感動して少し興奮してしまった。
    でも、だんだんと繋がりがごちゃごちゃになってしまったので、もう一度、こんどはゆっくり読み返したい。

    トミーとタペンスのシリーズが4作しかないなんて、すごく残念だと思う。

  • これでトミー&タペンスものがお終いだと思うと寂しいなぁ。でも噂話が山ほど出てきて、ひとの名前いっぱいでワケわかんなかった。(2008-05-17L)

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