なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 78)

  • 早川書房
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300783

感想・レビュー・書評

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  • 主人公のカップルが若くて魅力的。そのものずばりの題名も良くて、引き込まれました。

  • いつの時代もどこの国でもおてんばお嬢様探偵は可愛いな!<おてんばお嬢様と牧師館の四男坊>コンビが謎を解きつつ冒険を繰り返すのが可愛い。それだけでぐいぐいいける。おもしろかった~。

  • クリスティの冒険活劇。

    牧師の4男坊で求職中のボビイ・ジョーンズと伯爵令嬢のフランキー。
    この幼馴染の二人が謎を追うというトミーとタペンスのシリーズに通ずる雰囲気の作品。

    フランキーが元気で魅力的。
    主人公2人がけっこう危なっかしいことをして危険な目にも遭うんだけれど、どこか悠長としていて安心して読めます。

    しかしあんな人がまさか降って来るとは!

  • 王道中の王道ミステリィ。

    タイトルの「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?」が謎解きの始まりであり、終わりでもある。

    聴き込み、潜入、変装、危機と脱出、謎解き、大団円と全てのミステリィ要素を含む秀作。

  • 牧師の息子ボビーと伯爵令嬢フランキーの青春探偵物語。ボビーのゴルフボールが崖下に飛んでいったが、そこに瀕死の男性がいた。彼の最後の言葉は「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?」ここから物語が始まる。若々しく楽しく雰囲気だが、登場人物の真の姿が分かりにくく筋書きが見えない。ボビーとフランキーの発想と活躍が面白いミステリーだった。

  • 市図書館にて。
    米澤穂信『愚者のエンドロール』英題"Why didn't she ask EBA?"より

    予想と違い、アクションが多く、ユーモアも感じた。クリスティを初めて読んだが、もう少し固いものをイメージしていた。もう何冊か読んでみようと思う。

    読み終わってaskの意味を考えた。愚者のエンドロールのaskについても、「訊ねる」だけだと思っていたが、やはり「頼む」も含んでいたのかと思った。

  • アガサクリスティーのポワロやミスマープル以外の作品はあまり読まなかったが、これはとても面白かった。登場人物が愛嬌があった、ストーリーは読んでいくとだんだん見えてきてしまった

  • なんだろうね、フランシスさんかっこよすぎだよね。
    お金持ちだからっ!!って感じ好きよ。
    フランシスさんは名言を言いますよ。かっこいい!
    この話続きが欲しいと思いましたね!
    キャラクターたちが魅力的です。

  • 二時間サスペンスの原型を見ました。

    (ネタバレかな?)
    変装して潜入とか、好奇心旺盛なお嬢様とか、友達以上恋人未満とか、でもそれぞれちょっと気になる人が出来て、それぞれにヤキモチをやくとか、下手扱いて捕まるとか。

    昔聞いたことのある話に、マンガにおける鳥山明の影響力はものすごくて、『ドラゴンボールが完結した今でも、鳥山明は世界中でドラゴンボールを描いている』といった言われ方をする、というものがあって。
    それに照らせば、今でもクリスティーは世界中でミステリーを紡ぎ出し続けているのだなぁ、こんな東洋の島国の二時間の娯楽ドラマでまで、と感慨深いものがありました。

  • なんだろう、どんでん返しなんだけどあんまり驚かなかった。


    ラストはハッピーエンド。この時代がよく分からないけど、牧師の息子と伯爵令嬢でも結婚できるんだね。よかった、よかった。

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