- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151751073
感想・レビュー・書評
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始めましての作家さん。
形質人類学教授のギデオン・オリヴァーが、
遺骨に隠された犯罪の真実を暴き出す
「スケルトン探偵」シリーズ第12弾。
様々な仮説が二転三転して、先が知りたい一心で
ジタバタしながら読みました。
犯人も本当に最後までわからないんだもの、
このジレッタサったらないわぁ~。
どうやら、こういうのがこのシリーズのパターンらしいです。
初めてだったから、思いっきり転がされました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハワイの牧場が舞台。
いい人達ばかりなのに嘘に嘘が重なって、真相が読めない展開。
土地柄なのかいつもより軽い印象感じでした。 -
スケルトン探偵・ギデオン教授のシリーズ12作目。今回の舞台はハワイ。
スウェーデンからの移民一家の生き残りである依怙地な老女と、彼女を取り巻く口煩い甥・姪たち。訳ありで閉鎖的な人間関係。往年の推理小説を思わるクラシカルな設定に、現代の科学捜査のスパイスを振りまいた本格的ミステリ。
プロローグが映画的で掴みはOK。物語の展開も十分に面白くて一気に読み終えた。
敢えて難癖つけるとすれば、ギデオン先生の専門知見の見せ場は少なかった(でも、無理なプロットを作るよりはいいかもしれない)。ジュリーに示唆に富む発言が少なかった。真犯人に気付いた手がかりの複線が解りやすすぎたこと。ぐらいかな。
ご当地小説の魅力も本シリーズの愉しみだけど、今回、ハワイである必然性はちょいと疑問。 -
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水底・・・てより、浅瀬の骨って感じだけど・・・
本屋をブラブラしてて発見!!
最新刊ぢゃ~ん!!と、嬉しかった一冊
でも、かつてないほど薄くない?
読み始めて
展開もスピードにかけるっつ~か(-へ-)
話もごたごたっていうか・・・
今ボーンミステリを読みたい雰囲気ぢゃないのに、無理やり読んじゃったからかなァ
シリーズの中では、ぱっとしない内容だったかも。
足の骨と、下顎骨がちょこと出てきます
表紙の骨の絵・・・関係ないじゃん・・・
でも、ギデオンくんは今回も頑張ってました! -
今回の舞台はハワイの牧場。
犯人や過去の真相よりもハワイの眩しい太陽の下で思惑を抱えて蠢く家族がなんだか怖い。
いつもと違って家族に深く入り込まず、ちょっと離れた位置に立つスケルトン探偵というのも面白い。 -
今回はハワイ編。お話自体はやはり面白いんだけど、翻訳がちょっと気になりました。特にセリフがしっくりこなくて時々我に返っちゃって入り込めないことがしばしば。後書き読んだらこのシリーズの翻訳は二度目の方でした。がんばってください。
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懐かしい気がするアーロン・エルキンズ。初期の物は大好きだったのだが、途中から熱が入らなくなった…これはなかなか佳作です。
ハワイで成功した牧場主一家で起きた謎の死と失踪。スケルトン探偵の異名をとるギデオンは、ハワイ出身の親友ジョンと休暇を過ごしに訪れた先で、発見された骨を鑑定する事になります。ほどほどに上手くできていて後味もよく読みやすい。 -
<スケルトン探偵>ことギデオン・オリバーのシリーズ。
ワシントン大学の人類学の教授で、人体の骨の特徴から年齢・性別・体格などなどを割り出すという考古学みたいなものが専門のアマチュア探偵ものです。エルキンズが骨格人類学者だったそうで、すごく専門的で緻密だけれど素人もついていける丁寧な解説と推理で読ませるという他には似たものが無い独自のシリーズです。あまりポピュラーじゃない専門的な骨格に対して尋常じゃない興味を示してあきれられるギデオンですが、それ以外はいたって普通の人物です。時間が経って傷や痛みなどの生々しさが風化している骨は平気だけど、死体なんかは恐ろしくてとても冷静に検証したりできない、という、とても率直なおじさんです。
これは去年旅行で行ったハワイ島が舞台で情景がリアルに思い浮かべられたので余計に楽しんで読めました。