原始の骨(ハヤカワ・ミステリ文庫) (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 3-10)

  • 早川書房
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151751103

感想・レビュー・書評

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  • 15作目かあ マンネリ?

  • STAP細胞事件はバイオ界の中だけのことではなく。どんな世界にも、名誉や権力を求めての詐欺や剽窃があるのだな。
    自分の見たいものを探して、自分が見たいものを信じてしまう。冷静に、と口で言うのは簡単だけどね。

  • ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨―この大発見の五周年記念行事に参加すべく骨の発掘されたジブラルタルを訪れたギデオン。だが喜ばしい記念行事の影には発掘現場での死亡事故をはじめ、不審な気配が漂っていた。彼自身まであわや事故死しかけ、発見に貢献した富豪が自室で焼死するに至り、ギデオンは疑いを深めるが…。一片の骨から先史時代と現代にまたがる謎を解く、スケルトン探偵の名推理。
     
    アーロン・エルキンズのスケルトン探偵ギデオン・オリヴァー・シリーズ第15弾です。あいかわらず読みやすく、ギデオンたちの軽妙な会話、散りばめられた伏線の回収もスッキリしていて、読後感のいい一冊です。初期の頃より重厚感はなくなってきましたが、肩の力の抜けた最近(4年以上積読した後ですが)の話も好きですね。

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  • やはりスケルトン探偵は面白い。しっかりとした本格ミステリーなのは勿論、奥さまが知的でチャーミングな女性で、彼女とのやりとりがストーリーのよいスパイスになっている。

  •   タイトルだけでは読んだのか良くわからなくなってきた!
    デギオンがあちらこちらに旅をしては事件に巻き込まれている火サスのようなシリーズに。。。
    日本にも来ないかと期待。

     今回はけっこう早くからなんとなく話が見えてきてしまい、残念。
    それでもデギオンの推理は楽しく、面白い。
    ジュリーもいいね。いい夫婦。

  • スケルトン探偵として有名になった人類学教授のギデオン・オリヴァー。
    担当編集者のレスターがうった本を出す前の派手な宣伝文句「科学上のペテンのもっともセンセーショナルな暴露」に困惑する。
    そういう趣旨の本ではないのだが…レスターの思惑では、本が出る頃にはうっすらと名前は覚えているが詳細は皆忘れている頃合いというのだ。
    ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨が発掘された現場のジブラルタル。
    子を抱く母のような姿の二組の骨で、ファースト・ファミリーとかジブラルタル・ボーイと呼ばれている。
    この大発見の5周年記念行事に、ギデオンは妻のジュリーと夫婦で出向くことに。
    会合には知った顔も多い。
    いつものように~偏屈なところもある個性的な研究者達が登場。
    ところが、直前には研究者の女性が発掘現場で事故死、彼女はギデオンに問い合わせをしてきたことがある女性だった。
    現場では不穏な空気があり、ギデオンも崖っぷちから押され、命を狙われた…?
    発掘に貢献した富豪のアマチュア考古学アイヴァンがぼけ始めていて、記念パーティーに出るのも危ういとわかります。
    皆が胸を痛めつつ、やっとのことで短めに乗り切るが、その夜、事件が‥?!
    各地の風景や、美味しい食べ物に毎回、出会えます。
    安心して読めるシリーズ、まずまずの読み応えでした。

  • さすがスケルトン探偵、ギデオン・オリヴァー教授の推理、冴えてます。Wikipediaに日本語タイトルを追加しておきました。

  • ジュリー&ギデオンのシリーズ。
    最近はすっかり観光名所めぐりミステリと化しているが、さほど心理的に追い詰められる内容でなく、安心して蘊蓄を楽しめるシリーズとして価値がある。

  • ギデオン先生、今回はジブラルタルに行ってます。
    前回のより面白かった気がします。
    いろいろ危ない目に遭ってるのに、自分が狙われてるとは思えないのが現実かも。
    ジブラルタル警察の人のファッションがすごくておかしかった。
    リゾートに持っていくのに丁度良い本です。

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