さらば甘き口づけ (Hayakawa novels)

  • 早川書房
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本棚登録 : 13
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152074508

感想・レビュー・書評

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  • 「娘の行方調査」
    これだけでものすごいドラマが生まれるんだよな。
    いい意味でも、悪い意味でも。

    あの別シリーズよりはカオスは
    控えめな部類かもしれません。
    ただしそこそこエロいわよ、ええ。
    ただスルーの場合は勝手に女が言い寄る感じだけどねぇ。

    この作品は結末にありきなんですよ。
    結構その描写は印象に残りますよ。

  • ウイスキ-をチビチビ飲みながら、ほろ酔い気分でで読む本。アル中のブルドッグが出てくるが、瀕死の重傷を負っても生き返り最後に殺されるのが切ない。こいつが一番ハ-ドボイルドなんでないかい。いい女って書いてあるだけでいい女を連想出来るのだから、小説ってたいしたもんだなあ。かってに自分の頭で映画を作ってるのだから、沢山映画も見てないとだめなんだなあ。
    面白かったぜ。この話。

  • 50年代のチャンドラーや60年代のロス・マクドナルドにひけをとらない正統派ハードボイルド作家ジェイムズ・クライムリー。いや、もはやハードボイルドなる業界用語さえ彼には似つかわしくないだろう。純文学の香りさえ漂う至高の語り口は、私立探偵シュグルーの身体を透かして読み手の人生をも問う。旅と酒場と女と想い出をこうも詩情豊かに描写する作家はそうはいないはずだ。

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