たったひとつの冴えたやりかた 改訳版

  • 早川書房
3.68
  • (39)
  • (60)
  • (75)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 625
感想 : 72
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152089519

作品紹介・あらすじ

16歳の少女と未知のエイリアン、宇宙の溝"リフト"を舞台に描かれる二人の友情と勇気の物語。時代を超えて語り継がれる名作改訳版。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 青春の純粋さと好奇心。十八歳の時に読んだら人生変わっていたかも。

  • 読んでいるうちに、なんかこんな風に子供向けであるかのように語っているSFは最終的に星新一みたいなオチではないか、、とか思ったりしたけど、いや似ていなくもないけどちょっと違った。
    とにかく女の子のテンションが高いというか前向きすぎて、ちょっと引くようにも思うし、いやまぁ子供向けならこれくらいで良いかとも思いつつ、しかしその元気いっぱいさと最後の展開がホロリと来る、と言いたいとこだけどスピード感があるからそうでもない。
    なんつーか勢いあるわ。

  • かなりさくさく読めた。もしかしたら児童文学扱いにしてもいいのでは。
    未来の宇宙運行をテーマとするSFだけど、想像するものと全然違ったな。映像化したら地味だろうけど、小説で読むならこういうのも良いね。
    表題の「たったひとつの冴えたやりかた」だけがずっと知ってて重たい意味が込められてることを期待しちゃった。

  • タイトルは知っていたけど、初めて読んだ。
    (図書館でふと目について、文庫以外にこんな装丁も出ているんだ?と気になり手に取ってあとがき読んだら短編ということを知り、通勤時に読むのにちょうど良いと思って借りた)
    主人公に好感を持ってぐいぐい読み進めた。
    今となってはもしかしたらよくあるストーリーかも知れないけど、それをワクワクと、後半ハラハラと読めるのはやっぱり作品の力なのかな。
    SFにちょっと偏見を持っていたけどもう少し読んでみたくなった。

  • 改訳版はだいぶ読みやすくなっていると思った。
    挿絵が無かったのが唯一残念だった。

  • 最初の基地など、宇宙船で飛び立つ前はそこまでだったけど主人公のコーティーが脳寄生タイプのイーアのいう種族・シロベーンと出会ってからは俄然面白い。
    最終的に太陽に突っ込んで2人共死ぬ訳だけど、2人の友情には胸が熱くなった。

  • 最近、このタイトルが頭の中をぐるぐる回っていて、どうしても読みたくなった。新訳版があるのを知って迷わずチョイス。本を開いて愕然とした。あれ、1作しか入ってないの? 30年以上前に買った本には何作か収録されていたはず。気を取り直して読み始める。さらなる衝撃。これ、読んでない……。そう、当時購入した本は、読まないまま処分してしまったらしい。自分の中で読んだつもりになっていたのは、作者の選んだ“冴えたやりかた”だった。あ、もちろん本編は後世に残る傑作だった。

  • タイトルがかっこよくて好き。
    16歳の少女が宇宙へと飛び出していった先での出会いとトラブルとその解決方法。
    たったひとつなのかは難しいけれどこの状態で考えられる相当ベターな解決方法だとは思う。
    この悲しさと言うか切なさと言うかそういった感傷がわりと好き。
    もともとが引用だったみたいだし、時世の句をあげろみたいだけど。

  • 宇宙探検好きのはねっかえり娘が16歳の誕生日にプレゼントされた小型宇宙船。早速辺境に直行、未知の空域へと飛び出す。脳内に共生する未知の種族とのファーストコンタクト、友達になる。後に発見されたメッセージ・カセットに残された言葉。

    お気楽な旅かと思ってたら、驚きの結末。あらためて見直して、すごいお話でした。紹介されるだけのことはある。

  • SF

全72件中 1 - 10件を表示

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×