東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091321

感想・レビュー・書評

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  • 東京大学 i.schoolは2009年に設立されました。
    年に数回、数十時間の「ワークショップ」や「シンポジウム」が開かれています。
    全学から選抜された学生20~30人だけがこのワークショップに参加できます。

    ワークショップの日程を通じて、参加者たちは与えられた課題を理解し、分析し、発散的で飛躍的な思考をへて
    、解決へのアイデアを練る。そして最後に自由な表現でプレゼンテーションを行い、その道のプロのレビューを受ける。
    これが東京大学 i.Schoolで行われているワークショップの流れになります。

    ■イノベーションのステップ
    ①「あつめる」→②「ひきだす」→③「つくってみる」

    それでは最初のステップから
    ①「あつめる」
    観察、インタビュー、ケーススタディの資料集めなど様々な情報収集を活用する。
    課題や状況を取り囲むあらゆる情報を渉猟し、その中に人間の行動や気持ちを深く理解する。
    イノベーティブなアイデアはイノベーティブな情報から生まれるもの。

    ②「ひきだす」
    「あつめる」で得られた情報を吟味し、思考を深め、新たな視点を見出し、アイデアの種を「つくってみる」へ引き渡す。
    「もっともらしさ」より「ひょっとしたら」が重要。

    ③「つくってみる」
    「考えてはつくり、つくっては考える」というサイクルを身につけよう。
    絵にすることで言葉や数値で表せない機能的特徴や感情的要素を明らかにできる。
    シナリオをつくることでアイデアにリアリティを持たせることができる。

    i.Schooは知の構造化センターのプロジェクトの一つとして運営されています。
    その背景には、知の構造化がイノベーションを支援するという考えがあるからです。

    いま、20世紀的なシステム、考え方、そして生き方は、行き詰まりを迎えています。
    世界は新たなイノベーションの登場を心待ちにしています。

  • 東大にある、i.schoolという団体を説明している。

    i.schoolとは?
    →イノベーティブな人材を育てる場(イノベーティブの定義は下で記述)
    では具体的に何なのか?
    →スクールといっても、特定の校舎や学部や大学院でない。
    年に数回開かれる、数十時間の「ワークショップ」と「シンポジウム」がその全てである。

    では、「イノベーション」とは何か?
    i.schoolが掲げているのは「人間中心イノベーション」。それは何か。
    [背景]
    日本におけるイノベーション:技術革新という意味でしか捉えられていない。
    本来、技術革新は手段であるべき。
    日本は手段が目的になってしまっている。
    目的は価値の創造であるべきである。
    本来のイノベーションとは、人々の生活や価値観を深く洞察することで、新製品やサービス、ビジネスモデル、社会システムを生み出していくこと。
    これをi.schoolでは「人間中心のイノベーション」と呼ぶ。
    「人間中心のイノベーション」:人間にとって、画期的な価値の創出につながる新しい変化を生み出すこと

    ワークショップでの方法論が本書の大部分を占める。

  • 感想 実践こそ重要、社会人こそやってみるべき

    備忘録
    パート2 イノベーションを導く
    集める 子供の歯ブラシ 瞬足
    観察する 本当の世界に入る
    極端代表を見る
    はじめての気持ちで
    見たものだけ行きましたが解釈はダメ
    人間中心の言葉で
    予想超えが発見できるくらい幅を
    管理し切れる幅に絞る

    インタビュー
    コツ
    過去の話を なぜを5回 やってみせてもらう
    書いてみせてもらう
    独り言を演じてもらおう
    いけにえコンセプトを使おう
    素人として質問

    未来イシューの設定

    スキャニング
    スキャニングマテリアルから
    アイデアマテリアルへ
    社会変化仮説へ

    思いつくものを持ち寄る

    イノベーションは見る事から始まる

    自分経験を顧みる
    カサカサのゴミ袋
    経験を集める

  • ビジュアルで分かりやすいが、東大の宣伝以外に新しいま学びは無かった。

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