バージンパンケーキ国分寺

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 654
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152093738

感想・レビュー・書評

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  • みくの幼馴染みである明日太郎と親友の久美が付き合い始める。友達としての付き合い方しか知らないみくと、女としての付き合い方しか知らない久美の気持ちがすれ違う。この状況に対して、みくの考えた打開策に驚き。普通はそんな考えに辿り着かない。もやもやしていたみくの心の拠り所となっていたバージンパンケーキ国分寺。まぶさんの過去がちょっぴり切ない。ラストは何が現実で、何が幻想だったのかよくわからなくなり、不思議な感情だけが残った。

  • パンケーキ、というタイトルに惹かれて読んでみた。
    様々なパンケーキが出てくるが、変わった名前なので想像しづらい。
    簡単なレシピでもあれば「美味しそう」と思ったかもしれない。
    美味しいパンケーキを出す店、というなら美味しさをもっと表現してほしかった。
    パンケーキ店で繋がっている人々の話が章ごとにあるが、全体的なまとまりがあまり感じられず残念。
    ファンタジーな作風。

  • 少し消化不良な本

  •  くもりの日でないといけない不思議なパンケーキ屋さんでバイトをすることになったみほ。幼なじみの明日太郎が親友の久美と付き合いだし、複雑な気持ちを持ち始める。

     なんだか不思議なお話でした。シスター・マーブルと営業マン酒井盛との恋の話と陽炎子とわるつ先生の魔女の修行の話が本編より好きでした。
     なんかこの設定というかエピソードは必要なの?と思うものがよくあったような。ドアベルや3人で付き合おう発言とか。こういうのによって、この不思議な雰囲気が醸し出されているのかもしれませんが。

  • 期待外れだったかな。面白くないと断言する感じでもないし、かと言って「よかった!」というのもなし。ファンタジーなのかなんなのかわからなくて読むスタンスが取れず、入り込めなかった。ふわふわとしてるんだけど妙に生々しかったりして微妙。タイトルよいんだけどな~・・・

  • ファンタジー作品
    みほの思考がぶっ飛び過ぎててついていけない
    三人で付き合う云々とか明らかにみほがおかしいのに
    なぜ久美が泣きながら謝るのか
    明日太郎があの状況を受け入れてるのもどうなの
    三人の関係が正直気持ち悪い

    陽炎子さんとワルツさんの話は好き

  • パンケーキはおいしそうv
    だけど、ストーリーの深め方が足りない印象。
    3人の感情が描き足りない、まぶさんの感じ方が伝わってこない。もっと読みたいと思わせるにも足りない。

  • う〜ん…。
    途中までは面白かったんですが、最後が…
    えぇ〜〜〜。

著者プロフィール

雪舟えま(ゆきふね・えま)
1974年札幌市生まれ。作家、歌人。著書に歌集『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』、小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『恋シタイヨウ系』『パラダイスィー8』ほか。2017年より男性カップル「緑と楯」シリーズの執筆をメインの活動としている。

「2018年 『BL古典セレクション① 竹取物語 伊勢物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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