- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094223
作品紹介・あらすじ
十八世紀英国で起きた解剖教室をめぐる事件から五年後、教室の元弟子たちと盲目の判事は、天使のような死体に記された暗号の謎を追う。本格ミステリ大賞受賞作『開かせていただき光栄です』続篇
感想・レビュー・書評
-
大好きなシリーズです!
失踪したエドたちが絡む殺人事件。
様々な人の思惑が重なり展開するストーリー。
やや複雑で一気読みするには事件の真相は私には難解でしたが、時代背景が丁寧に描写され、引き込まれます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作をさらに奥深くした結末、法律ってこういうもんなんだなと思う。
-
前作以上に真実に行き着くまでの壁が幾重にも張り巡らされているように感じた。また、前作の登場人物プラスαになるのは仕方ないが、かつ外国の名前というのもあって、読み進めるのに頭が疲れました。
ナイジェルの手記の最後の文を読んで、涙が出そうになりました。 -
法律があってないようなもので、公の警察もいない…イギリスにもすごい時代があったんだと、当時の人達は怖かっただろうなと思った。前作からの登場人物に加え、今作での事件が合わさり謎が謎を呼ぶ内容だった。そんなところとそんなところであの人とその人が繋がっているのかい…と頭がこんがらがるし、完全にハッピーなエンドではなく何となくモヤッとする感じに、この本らしさが現れているなぁと思いました。
-
切なく、悲しく、美しいストーリー。
-
陰鬱な展開が18世紀ロンドンの雰囲気と絶妙なアルモニカ。大作すぎて登場人物が覚えきれなかったのと、前作『開かせて〜』がネタバレで2作目から読んでしまって勿体なかったのが心残り。他も探してみようかな。
-
開かせていただき光栄です。続編。
生い立ちやら、どうにもできない流れやらにのまれた哀しさ、やりきれなさ。 -
続編ということだが、登場人物は重なるものの連続性はあまり感じられない。今作は非常に辛い展開であり、ラストも希望というよりさらなる悲劇への序章に感じられてしまう。