- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152094988
感想・レビュー・書評
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舞台は日本の近未来。機甲兵装(小型二足歩行兵器ロボ)を利用した凶悪な犯罪に対抗するため警視庁は龍機兵と呼ばれる新型機を導入し、傭兵や元テロリストなどを雇って特別組織SIPDを編成した。
閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらしたSIPDは、SATと激しく対立しながらも密造機甲兵装による立て篭もり事件の真相に迫っていく。
アニメとかで観たことあるなあ・・・と既知感たっぷりの設定。
パトレイバーと攻殻機動隊と新宿鮫を混ぜたようなお話でした。
スピード感のあるリアルなアクションシーンや、緊張感あふれる警察内部の軋轢や駆け引きなど、要所要所に見せ場があるメリハリの利いた映画を観ているようでした。
曲者ぞろいの登場人物たちのひょうひょうとした会話も楽しいし、骨太な警察小説としても魅力的。
ただ、シリーズ化を前提としているのか、本書はまだ序章といった感じで、一つのエピソードは完結しているけどもこの本単体では話がまったく終わってません。
「龍機兵」自体も謎だし、警察内部の巨悪や登場人物たちの秘められた過去も、匂わせるだけで終わっています。
今後、どのようにキャラの過去を掘り下げ、話に絡めていくのか、読み進めていきたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名シリーズ機龍警察の第一弾。おなじみの面々がおなじみのキャラで登場する群像活劇。なるほど、すべての要素はこの1作目からすでに出来上がっていたのですね。
正直、ここでクローズアップされる姿警部にあまり魅力を感じないせいもあってか、今回のエピソードとストーリー展開には惹き付けられなかった。あと、人物紹介的な側面が多いせいもあってか、各人に視点が散らばり過ぎて、まとまりが足りなかったように感じた。
龍機兵の設定はやはり魅力的なのだが。 -
2018.2.8
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2020.04.07
読み終えるのに時間がかかった。
シリーズが進む毎に面白くなるのだろうか。
実写にしたら面白いと思う。 -
SFと聞いていたんですが、警察や犯罪者がロボット的な兵装を使っている以外はそんなにSFしてない、まあ近未来SFでした。
その機甲兵装と呼ばれるロボット兵器による立てこもり事件があって、それを解決するために警察内でも孤立している特殊部隊が・・というなかなかに興味深いお話ではあったんですが。え?これで終わり??と。まったく知らずに読んだんですが、これはシリーズ第一巻なんですね。完全に「本当の戦いはこれからだ」くらいで終わっちゃってるからびっくりした。今巻はむしろ世界観とか設定とか登場人物の紹介って感じでしょうか。
まあそれならそれで「一巻」みたいな通し番号打っといてほしかった。 -
リアルな警察小説でありながら登場する兵器が機甲兵装とかいうロボット? なSF小説。
昔からガンダムとかスターウォーズの類が苦手な私にはこの小説の一つの見所である機甲兵装の戦闘シーンがなんともリアリティがなく想像も出来ず面白くない。登場人物の人間模様にはとても惹かれるものがあるので取り敢えず次作も読んでみたいとは思う -
このミスで知り、ネットで調べた結果、この作品から始めるのが良いとわかった。現代モノが好きな自分には少し入りにくかったというのが正直なところ。ドンデン返しなどに期待せず淡々と読むのが良いか。
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正直、第一章で挫折しかけたけれど二章め入ったらあっという間でした。読み終えてから第一章を改めて読み直すとすんなり頭に入る。面白い!龍騎兵も気になりますが搭乗する傭兵や警察内部のドラマが気になります。
取り敢えず名前とか立ち位置とか忘れないうちに続編を読まなければ。 -
良くも悪くも、パッチワークな作品だな。
どこかで聞いたような内容に、どこかで聞いたようなストーリー。
本歌取りを楽しむのには、いいんだろうけど、新味に欠けた内容だった。
続編があるので、続編を読んだら、評価が変わるのかも。