機龍警察〔完全版〕 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094988

作品紹介・あらすじ

警視庁が雇った二足歩行兵器の乗員は、三人の元傭兵だった……。日本SF大賞&吉川英治文学新人賞を受賞した至近未来警察小説シリーズ第一弾、付録記事を多数加えた待望の単行本版が遂に刊行!

感想・レビュー・書評

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  • おうおうおう松子さんよ〜
    やってくれたな〜
    やってくれはりましたな〜

    面白いじゃないか!
    そして調べたら7作目まで出とるやないか!
    もうパトレイバーなんてキラーワード出すから
    新たなシリーズに手を出してしまったじゃないか!
    あ〜良かった!(良かったんかーい)

    まずドラグーンです
    はいかっこいい!
    名前からしてかっこいいしシステムも大きな謎を秘めてそうでかっこいい

    そしてかっこいいドラグーンに目を奪われがちですが
    この作品って完全に人間ドラマがメインですよね
    3人の傭兵と警察官たちがシリーズを通してどんな「変化」をしていくのかが物凄い楽しみで主要な登場人物たちがみなメインをはれそうな魅力を隠し持っていそうな

    こりゃあ続けて読まねばなるまい!

    ありがとう松子さん!

    • 松子さん
      ひっ、ひまさん!
      いま狼眼殺手100ページぐらい進んだんですけど、ハラハラとドキドキがとまりませんっ!
      それだけなんですけどね(^^;この気...
      ひっ、ひまさん!
      いま狼眼殺手100ページぐらい進んだんですけど、ハラハラとドキドキがとまりませんっ!
      それだけなんですけどね(^^;この気持ち聞いてほしくてコメントしちゃいましたっー!
      引き続き読みます!
      2022/08/16
    • ひまわりめろんさん
      まっつん
      おはよ!

      なにー!そんなか!
      手元にあるからすぐに後を追うぜ!

      楽しみ!
      まっつん
      おはよ!

      なにー!そんなか!
      手元にあるからすぐに後を追うぜ!

      楽しみ!
      2022/08/17
    • 松子さん
      ひまさん、おつおつ♪
      うん! あっちそっちこっちから
      色々でてくるぅー!(゚ω゚)
      お楽しみにぃ(^^)
      ひまさん、おつおつ♪
      うん! あっちそっちこっちから
      色々でてくるぅー!(゚ω゚)
      お楽しみにぃ(^^)
      2022/08/17
  • <N>
    『 ” 読む速度の方が書く速度より断然速い!” Byりょうけん。』と言うわけで 僕の読書の範囲はコロナバイラス禍津を経ながら広がってゆくばかりである。
    本当は今まで贔屓にしてきた作家陣だけで僕の読書欲を満たしてくれるに越したことはないのだが,足りないものは足りないので ♬しょうがないしょうがない雨の日はしょうがない♬(JASRAC管理ナンバー:JK-0765123632981763:By 小室等)などと とぼけている場合では無いのだがw。

    従ってここに『機龍警察』が始まるのである。
    僕は ”機龍” というと例のゴジラ映画に出てきた ”メカゴジラ” の別名が思い浮かぶのだけれど,この小説作品とどっちが本家で先なのだろう。 (絶対に メカゴジラ が先だな。ゴジラ映画は存外に古いのだから) この事はいつもの様に興味が湧いてこうやってここに書いてみるのだが,そう書いた瞬間にもう興味を失っている,というやっかいな僕のやまいなのでまあ気にしないでくれたまえ。笑う。すまぬ。

    この 機龍警察 を読み始める前まで僕は今野敏太郎先生の作品を連続して沢山読んでいた。もちろんその中には『隠蔽捜査シリーズ』があった。そして 機龍警察 を読んでいて時々いつも随分長いあいだ思えていた。「似てる!」と。たぶん月は敏をかなり参考にしているだろう,というか月は敏の作品と人物が大好きなのだろう。それは良いことであるのでここではこれ以上は書かない。あ,いつもの高言であいすまぬ。

    いや僕は決して揶揄はしていない。が,僕が今回読んだのは『完全版』なので,あとがきに相当する部分には 機龍警察のその後の巻が大体どの様なストーリとオチなのかが臆面もなく書いてある。まあ,作者本人によるネタバレを通り越してハッキリ言ってモロバレしている。
    よくも僕の様な未だちっとも読んでいないかもしれない読者にも区別なくこの「完全版」をさらけ出せたものだ! おそらく次巻以降に「機龍メカ」の活躍する場はもうなくて,敏先生作品の二番煎じみたいな警察(もしくは軍隊?もしくはテロリスト?)家族小説になり果ててしまっているのだろう。断っておくが僕はまだ次巻以降は全く読んでいないのだが。あ,再び高言すまぬ。

    がしかし,本作 決して面白くない訳ではないので,現在読む本不足の僕は,きっとネタが分かってしまってはいるがこのつづきを読むだろう。ああ,すまぬすまぬ。

  • 舞台は日本の近未来。機甲兵装(小型二足歩行兵器ロボ)を利用した凶悪な犯罪に対抗するため警視庁は龍機兵と呼ばれる新型機を導入し、傭兵や元テロリストなどを雇って特別組織SIPDを編成した。
    閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらしたSIPDは、SATと激しく対立しながらも密造機甲兵装による立て篭もり事件の真相に迫っていく。

    アニメとかで観たことあるなあ・・・と既知感たっぷりの設定。
    パトレイバーと攻殻機動隊と新宿鮫を混ぜたようなお話でした。

    スピード感のあるリアルなアクションシーンや、緊張感あふれる警察内部の軋轢や駆け引きなど、要所要所に見せ場があるメリハリの利いた映画を観ているようでした。

    曲者ぞろいの登場人物たちのひょうひょうとした会話も楽しいし、骨太な警察小説としても魅力的。

    ただ、シリーズ化を前提としているのか、本書はまだ序章といった感じで、一つのエピソードは完結しているけどもこの本単体では話がまったく終わってません。

    「龍機兵」自体も謎だし、警察内部の巨悪や登場人物たちの秘められた過去も、匂わせるだけで終わっています。
    今後、どのようにキャラの過去を掘り下げ、話に絡めていくのか、読み進めていきたいです。

  • 名シリーズ機龍警察の第一弾。おなじみの面々がおなじみのキャラで登場する群像活劇。なるほど、すべての要素はこの1作目からすでに出来上がっていたのですね。
    正直、ここでクローズアップされる姿警部にあまり魅力を感じないせいもあってか、今回のエピソードとストーリー展開には惹き付けられなかった。あと、人物紹介的な側面が多いせいもあってか、各人に視点が散らばり過ぎて、まとまりが足りなかったように感じた。
    龍機兵の設定はやはり魅力的なのだが。

  • 2018.2.8

  • 大量破壊兵器の衰退に伴い、"機甲兵装"と呼ばれる二足歩行型ロボット兵器が台頭する至近未来 警察庁の新設組織「特捜部」―通称・機龍警察は新型機甲兵装・龍機兵を擁して巨大な社会の闇に立ち向かっていく―SF警察冒険小説「我々は警官の中の警官になろう」
    OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000109574

  • これはハマる。
    シリーズ物だからこその面白さが続くことを期待する。
    映画化やアニメ化は出来ないだろうな〜

  • 近未来?日本を舞台にした警察モノSF。特捜部という外局チックな組織と、個性的な背景のメンバーがテロに立ち向かっていきます。
    最初、著者(月村了衛氏)の名前を見て「どっかで見た覚えが…」と思っていたのですが、アニメーションの脚本を書いておられたあの月村さんとまさに同一人物だったとは。どおりで見事な構成とキャラ立ち、読みやすさ。映像化されたら結構見応えがあるものになりそうです。

    ストーリーは一本筋だけではなく、本線の話に過去の記憶や脇役?の話を効果的に織り交ぜて進んでいき、飽きさせません。警察の組織ドラマも実にリアルっぽいです。
    唯一、居場所がわからないにもかかわらず、そいつとの通信が切れてなくてバイタルまでわかるという展開は、携帯の電波掴めてんなら場所くらいわかるだろ!GPS埋め込んどけー!という(無粋な)ツッコミを入れたくなりました。

    続編も評判が良さそうで、折を見て読んでみようかなと思いました。

  • 近接戦闘兵器体系・機甲兵装、
    「龍機兵(ドラグーン)」と呼ばれる新型機を
    導入した警視庁特捜部は、
    その搭乗要員として3人の傭兵と契約した。
    閉鎖的な警察組織内に大きな軋轢をもたらした彼らは、
    密造機甲兵装による立て篭もり事件の現場で
    SATと激しく対立する。
    だが、事件の背後には想像を絶する
    巨大な闇が広がっていた…。

    終わりの方がインタビューなどだと気づかずに
    まだ話が続くと思って読んでいたので、
    謎が謎なままで終わってびっくりしました…
    そうか、このあとシリーズに続いていく
    感じなのですね…

    「龍機兵」に乗るのは警官ではなく、
    雇われた外部の人間。
    日本人傭兵・姿俊之、
    元ロシア民警、ユーリ・ミハイロヴィッチ・オズノフ、
    元テロリスト、ライザ・ラードナー。
    それゆえによそ者として警察からも仲間として
    扱われず風当たりも強い。

    この三人以外にも指令である沖津特捜部長も
    好みですし、技術主任の鈴石さんとか
    警察の警部補さんたちとか登場人物が魅力的。
    龍機兵登場要員3人の過去を
    少しずつ掘り下げている割に
    まだ謎の部分が多いのでシリーズを
    読み進めてみたいと思います。

    SFが苦手なので読むのに時間がかかりましたが
    パイプオルガンのあたりから
    一気に描写がドラマティックになったので
    引き込まれてとても楽しめました。
    アニメっぽい演出だなぁと思いましたが
    アニメの脚本家さんなんですね、納得。

    ロボットアニメをあまり観ないので
    龍機兵はエヴァンゲリオン+パトレイバー
    みたいなのを想像しながら読みました。
    警察内部の軋轢なども描かれているので
    警察小説としてもおすすめです。

    キャラが立ってますし絵的にも派手ですし
    アニメ化してないのが不思議ですね…

  • 同名シリーズの第1作目。およそ2年ぶりに再読。
    警察小説を骨子にSF要素、キャラ萌えまで網羅した作品です。

    文体は切れが良く描写もスピーディーで、冒頭の地下鉄立て籠り事案を読み終える頃にはページをめくる手が止まらなくなっていると思います。

    登場人物は皆が個性的、魅力的で好き!と思えるキャラが少なくともひとりは見つかるのではないでしょうか。
    個人的には部長と主任コンビ推し。
    なお、本作ではひとりの男性にスポットが当てられていますが、他作品と比較すると人物像の掘り下げというよりある特定の事案に絞られている感があり、今後のシリーズでまたメインとなるかもと期待しています。

    無理やり難癖をつけるとすればメカ(機龍兵)のバトルシーンをもう少し書き込んでより派手にしてくれると嬉しい、くらい。
    全貌も見えない強大な敵との対峙を迎えるラストは今後の更なる展開を秘めています。
    映像化されるまでは死ねない作品のひとつです。

  • 偶々手にした東京輪舞からこの作者に嵌り、機龍シリーズを初読。
    面白い!

    昭和に流行った"パトレーバー(=機龍)"をテロと闘う警察小説に仕立てた、と言えば分かりやすいかも。
    特殊な機龍を操り過去に傷ある主役3人、機龍兵取扱専門の特捜部、特捜部の特殊性格上軋轢を産みながらテロと闘う警察達、これらを纏める元外務省の官僚、そしてテロを裏で操る巨悪の存在、と王道のストーリーとなっています。
    シリーズ第1作なので人物、構成、世界観の紹介に寄りますが、文章が上手く説得力があるので、ページを捲る手が止まらず一気読みしてしまいます。
    今度が非常に楽しみな作品です。

  • 2020.04.07

    読み終えるのに時間がかかった。
    シリーズが進む毎に面白くなるのだろうか。

    実写にしたら面白いと思う。

  • パトレイバーのシリアスバージョンじゃないか!!と読み始めてテンションが上がりました。あの漫画とアニメが大好きで、へたしたらガンダム超えるんじゃないかと思うくらい好きです。なので実写は絶対に見ない事に決めています。
    パトレイバーと違う所は、コミカルな所は皆無でハードボイルドな味付けの事。攻殻機動隊の雰囲気なのかな。
    比較対象が漫画アニメばかりになるのですが、頭が完全にそうなっていて、絵姿が出てこないか兵装をスマホで検索しながら見ていました。
    いつ映像化されてもおかしくない内容なので、正直めちゃめちゃ楽しめました。正直大人が真剣に考えた中二病な世界はマジ最高。キャラも素晴らしいし格闘シーンの緻密さも燃える。超面白かったけれど女性におすすめ聞かれても間違いなく勧めないでしょう。
    「リアルロボットものの小説なんかない?」と言われたら絶対これを勧めます。まあ、そんな人間いないでしょうけど。
    ちなみにリアルロボットというのは、シチュエーションと制約がある程度現実的なものをいいます。そもそもロボットがリアルじゃないじゃないかと言われればそうなんですが、道具や乗り物、兵器として現在の物から地続き間があるものが男心をくすぐります。
    ガンダムシリーズの一部、マクロス、ボトムズ、パトレイバーなんかが僕の中ではそれにあたります。
    しかもこの本、警察物としての比率もかなり高いので、警察物が好きな人にもお勧めできると思います。警察の本流と特捜部(ロボット扱う部署)の軋轢なんて、これからシリーズ化していく上でとてもよいテーマになるんだろうなと想像に難くありません。
    巻数も出ているようなので、ゆるゆると読んで行こうと思います。

  • ☆六つ。
    月村了衛先生の作品を読むのは「土漠の花」に続き2冊目です。
    “戦場シーン”や”戦闘シーン”は非常に迫力がありますが、単なる龍機兵(ドラグーン)の戦いであるはずもなく、登場人物の卓越した心理描写により、ぐいぐい引き込まれました。
    今作では龍骨や龍髭の謎が解き明かされず、次作以降の展開が楽しみで仕方ありません。

  • シンプルに面白かった。
    ロボット物と警察小説を合体させていて、キャラクターもよくたっている。でもアニメ的というほど誇張されておらず、実写化もできそうな程度に現実味があって読みやすかった。
    変わり者だが有能な沖津は水谷豊の顔がちらついたけど、もっと威圧感のある役者でもいいな。
    人間ドラマ、ロボット物のロマン、警察小説の緊張感、どの角度からとってもバランスが良いので人に勧めやすい。
    あえて勧めるほど心動かされたかというと微妙なんだけど、最初から最後まで飽きずに読めるので。

  • 何気なく手に取って読み始めたら止まらなくなった。こういう近未来ロボットもの、あまり得意ではなかったけど、この機龍警察は面白いかも。とまらない。

    ここ最近、読んだことなかった著者のシリーズものが立て続けにヒットしてラッキー。いっときこのシリーズで楽しめる。

  • SFと聞いていたんですが、警察や犯罪者がロボット的な兵装を使っている以外はそんなにSFしてない、まあ近未来SFでした。
    その機甲兵装と呼ばれるロボット兵器による立てこもり事件があって、それを解決するために警察内でも孤立している特殊部隊が・・というなかなかに興味深いお話ではあったんですが。え?これで終わり??と。まったく知らずに読んだんですが、これはシリーズ第一巻なんですね。完全に「本当の戦いはこれからだ」くらいで終わっちゃってるからびっくりした。今巻はむしろ世界観とか設定とか登場人物の紹介って感じでしょうか。
    まあそれならそれで「一巻」みたいな通し番号打っといてほしかった。

  • ついに「機龍警察シリーズ」に手を付けてしもた。そうか、これが機龍警察というヤツやねんな。

    大きな力をもった国際テロ集団VS警察内の異端派閥。人型操縦ロボットという小道具があるからこそSFなんだろうが、それを除けば確かに警察小説だと思うし、ノアール臭さも漂う。骨格はパトレイバーに酷似しているなと読む前は思ったが、器は似てても出自や目指すところは違うようである。

    今後の展開が楽しみだ!と同時に「1冊でも物語としては完結している」と作者が言ってるわりには伏線が回収しきれてなさすぎ。もうちょっと1冊独立型でも良かったのではないか?

  • リアルな警察小説でありながら登場する兵器が機甲兵装とかいうロボット? なSF小説。
    昔からガンダムとかスターウォーズの類が苦手な私にはこの小説の一つの見所である機甲兵装の戦闘シーンがなんともリアリティがなく想像も出来ず面白くない。登場人物の人間模様にはとても惹かれるものがあるので取り敢えず次作も読んでみたいとは思う

  • 「パトレイバー?なんて舐めてかかるととんでもない!」

    当初、パトレイバー的なロボット要素ありのSF小説を想像していたがその予想は覆された(勿論嬉しい方に)。確かに機甲兵装、龍機兵と言った近未来的(作者は至近未来と位置付けているが)要素はあるものの、中身はガチガチにハードな警察小説、そしてササスペンスフルなミステリ小説であった。新宿鮫以降、警察内部の腐敗を描いた小説は多々現れたが、ここまで腐敗した組織として描いた小説も珍しい。警察内部の“敵”はあの手この手で新組織として創設された特捜部を潰しにかかる。それを断固として阻む沖津の頭脳、3人の個性的な傭兵達の活躍に目が離せない。“敵”の目的はシリーズを通して徐々に明らかにされていくのだが、デビュー作にしてここまで伏線を張り巡らせた作者の力量は素晴らしい(その分、機龍シリーズ以外の出来が残念だが・・・)。完全版では作者は当初はシリーズにならなくともいいと考えていた事が書かれていたが、シリーズ化された現在でもいろいろと本作との繋がりが出て来て驚かされる。まだまだ伏線があるのではと何度も読み返してしまう。

  • このミスで知り、ネットで調べた結果、この作品から始めるのが良いとわかった。現代モノが好きな自分には少し入りにくかったというのが正直なところ。ドンデン返しなどに期待せず淡々と読むのが良いか。

  • 完全版と言うことで、再読なのだか、一気読み。どこが加筆かと言うより、こちらの記憶力のなさで初読と変わらず。映像的な作品なのだが、映像化は難しいだろうなあ。

  • 2017年8月5日に紹介されました!

  • 正直、第一章で挫折しかけたけれど二章め入ったらあっという間でした。読み終えてから第一章を改めて読み直すとすんなり頭に入る。面白い!龍騎兵も気になりますが搭乗する傭兵や警察内部のドラマが気になります。
    取り敢えず名前とか立ち位置とか忘れないうちに続編を読まなければ。

  • 良くも悪くも、パッチワークな作品だな。

    どこかで聞いたような内容に、どこかで聞いたようなストーリー。
    本歌取りを楽しむのには、いいんだろうけど、新味に欠けた内容だった。

    続編があるので、続編を読んだら、評価が変わるのかも。

  • 近未来警察ロボット小説。キャリアとノンキャリアの確執、警察の本流組織と外様組織の対立、テロ勃発による治安悪化、といったプロットを組み立てている。硬い文体が読み易い。情景描写がリアルで映画を見たかのような読後感。シリーズ第一作。

  • 加筆部分が全くわからなかった。それだけ元の完成度が高かったということか。いつまでも続いて欲しいシリーズだが、個人的には暗黒市場以降は失速気味な気がする。

  • 再読である

     というか完全版だから読んだ。筋は記憶しているものの、やはりワクワクものだ。登場人物がどれもカッコ良いから惹きつけられるんだろう。とにかくおすすめ。

     でも、どこが改訂されて完全版になったのかはわからなかった。ま、いいか。

  • 今作は、機龍警察の中身と人物像、世界観を示しつつ、姿の過去を絡ませながらの展開で、1作目にふさわしい内容。これで機龍警察シリーズにハマるかどうかが決まる。

  • 攻殻機動隊とパトレバーの世界が混ざったような至近未来の日本が舞台の警察小説。とにかくおもしろかった!キモノによるアクションも読み応えがあったけれど警察小説としてのおもしろさが秀逸。警察組織の排他的な空気感の中各々の思惑が錯綜しつつテロ事件に対峙してゆく展開が読み応えがありました。警察組織の中に裏切り者が?!お約束の展開で幕を閉じました。これは続きを読まざるえない(笑)たのしみが増えました。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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