- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152098962
作品紹介・あらすじ
新世紀の有人月探査船・オリオン3号の宇宙飛行士が感染したのは、正体不明の致死性ウイルスだった! コントロールを失なった探査船は、千葉県船橋市のタワーマンションを直撃する。広がるウイルス渦! 分断される人々! 空前の規模で描かれる超災害ミステリ。
感想・レビュー・書評
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読み始めてすぐに「スゴい本に出会ってしまった」と興奮した。前半の宇宙の描写がとても上手く分かりやすい。ただ後半はイマイチ。
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一気読み必至の一冊。
実際にこんなことが起きたら、、、と思うと心底怖い。けれど、登場する人物たちが魅力的で希望を持たせてもらえる。
時系列でつながる三章の物語だが、どの章も想いが込み上げる場面があった。
それぞれが信念を持って行動する姿は涙を誘う。感想を書いている今もフレーズを思い出すと目頭が熱くなる。
元船橋住民であり、現場は徒歩圏内のため、舞台が手に取るようにわかり、臨場感もあった。
船橋の地図を見ながら物語を読むのもリアリティがあり、面白いかもしれない。
地図の参考に
プライムタワー→プラウドタワー
デパート→船橋東武(ロータリーに直結)
天沼公園→そのまま(駅北口の公園)
総合医療センター→市立医療センター(但し駅までは徒歩では困難。バス利用必須。丘の上ではなくやや低地。) -
アガサ・クリスティー賞受賞作とのことだが、内容からするとSFに分類される作品ではないかと。ハードコアで理詰めの第一章に対し、二章目三章目はやや夢見がちな展開になってしまったことと最終盤で日本人すごい的な不自然な持ち上げがあったことが残念。
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宇宙飛行士が月の裏側でウィルスに感染し、地球に持ち帰ってしまう。日本に墜落した宇宙船から未知のウィルスが流出しパンデミック。
前半は、SF。後半はラブロマンス&ミステリー。って感じ。前半は、まるでエイリアンの映画のようにドキドキ。未知のものと闘う宇宙飛行士たち。美しい地球に帰りたい、自分の生まれ育った地上に降り立ちたいという思いに涙した。後半、宇宙飛行士の妹でJAXAで働く茉由と感染症専門の研究者深田が一緒にウィルスに立ち向かっていく中で恋に落ちる。1冊でSFとラブストーリーとミステリーといろいろ楽しめる1冊でした。 -
月で発生した致死率80%の未知のウィルス。
そのウィルスを載せた宇宙船が、
千葉県船橋市の建物に衝突し、
ウィルスが拡散、パンデミックに。
現在のコロナ禍と重なり、
どうなるんだろう・・・と、
ドキドキしながら読み進めていましたが・・・
***ネタばれ***
ん?
え?
ここで終わり?
劇薬を撒かれた船橋市は、
シャクルトンウィルスは、どうなっていくの?
いろんな事が、さぁ!どうなっていくのか?
というところで、まさかのエンドを迎え、
途中で終わってしまってるとしか言えなくて、
読後はもちろんスッキリせず、
面白かったのにとても残念です。