ミレニアム 6 上: 死すべき女

  • 早川書房
3.52
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本棚登録 : 447
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152099013

作品紹介・あらすじ

双子の妹にして宿敵カミラとの対決の後、ドラゴン・タトゥーの女リスベット・サランデルは完全に姿を消していた。だが、ミカエルには彼女を再び探す理由が!……。リスベットを待ち受ける、人生最大にして最悪の試練! 世界を揺るがせた六部作、ここに終幕!

感想・レビュー・書評

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  • 双子の妹で宿敵でもあるキーラとの決着をつけるべく動くリスベット・サランデル。
    ミカエル・ブルムクヴィストは国防大臣の身辺の不穏な動きや死んだ浮浪者のルーツを探る。
    二つの線は下巻で繋がるのだろう。

    シリーズが進むごとにリスベットのスーパーっぷりが上がるような気がしている。なんかもう無敵って感じ。

  • スティーグ・ラーソンが亡くなって、いろいろ複雑な問題もあり、もう読めないのか、、、とションボリして数年、別のジャーナリストで作家のラーゲルクランツがシリーズを引き継ぐ、ただし3作まで、というニュースが出て小躍りし、4ではなるほど手堅く健闘した良作(←エラそう)と思い、5では4の実績を土台に筆が滑り出したようなドラマティックな展開の作品に「あと1作と言わず書き続けてくれたらいいのに」と願いました。そしてこの6は、これまでの緊張と、努力や熱意やあれこれのあらゆる力を尽くし続けてきたことの蓄積と、減る事のないプレッシャーに圧迫されながらも(自身で決めた)最後までやりきらなければ、という責任感に引っ張られて残る力全てを振り絞って余計なことに余力を奪われないようにと気を付けたかのような、必要最低限の文字数で最後まで失速することなく完結した、というような印象を受ける作品でした。率直に言えばもう少しいろいろ書き込んで膨らませてほしいシーンもあったりしましたが、読み終わってみれば、長距離をずっと走ってきて最後まで歩いたり止まったりせずに走り続けるためにはそういう省エネのようなやり方をする必要があったのかも、と思い至り、満足して読了。最後の急展開のシーンはかなり強烈で、こんな場面があるのであれば途中が淡泊になるのも当然かも、と思いました。これ以降のシリーズ継続についてはただいま出版社がどこになるかも含めて絶賛調整中のようです。ミレニアムもなんだかスター・ウォーズのようになってきたかもしれません。

  • やっと彼の文に慣れたし、今回は前の作品より面白い。下巻はどうなるのかと、期待してる。

  • 初読

    とうとう完結ですわなぁ…
    しんみりしながらリスベットもミカエルも
    出てきてはいながらもイマイチ影の薄い上巻を…
    唐突な美人とのキスにこれぞミカエルだ!!w
    という二次創作的な

    今回はスウェーデンで死んだホームレスの男、
    カミラ、フェイクニュースによって責められる国防大臣、
    遺伝子、不平等。

  • 書き継いでくれてありがとう。
    翻訳してくれてありがとう。
    出版してくれてありがとう。

  • ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。そのズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れがあった。
    法医学者から知らせを受けたとき、ミカエルは聞き流したが、他殺の可能性があると聞いて男の素性を調べ始める。
    生前、男は国防大臣について騒いでいたというが……。
    そのころリスベットはロシアで双子の妹カミラを追っていた。
    今世紀最高のミステリ・シリーズ、ついにクライマックスへ!

  • 感想は、下巻にまとめて

  • ミレニアムの完結作と銘打った今作。
    謎の死を遂げたホームレスの男は、
    何故かミカエル・ブルムクヴィストの電話番号の書いた紙を
    所持していた。
    勿論、ミカエルはこの死んだホームレスとは面識すらなく・・・・

    中々、ミステリー要素を含んだ面白い展開を期待していたが、
    やはりドラゴンタトゥーの女の時の様な
    息つくミステリー展開は無理なんだなぁと実感。
    あまりにも登場人物、ミカエルとリスベットが大きくなりすぎてしまった。
    とは言え、下巻に期待。

  • あらすじ
     町中で浮浪者が亡くなった。ポケットにミカエルの電話番号があった。彼はかつて頑丈な体を持ち、薬物が原因であったが中毒者ではなかった。法医学者から連絡を受けたミカエルはリスベットの協力も得て調べる。リスベットは妹カミラと決着をつけるべく、先手攻撃をしかけていたが、土壇場でためらってしまう。潜伏先のプラハでは、夫のDVから逃げた女性と知り合う。浮浪者はかつてエベレストのシェルパとして尊敬されていた人物だった。そして団体が遭難した登山にも関係していた。

  • いよいよリスベット物語も最後のステージっておもって読み始めましたけど
    なんだか、やっぱりミカエル物語でちょっと進みが悪くなりました・・・
    後半になってやっと物語の全容が見えてきて、俄然読む気アップ
    やっぱりちょっとだけムラがあるんだよねぇ〜

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著者プロフィール

スウェーデンのジャーナリスト、作家。事件記者として新聞社に勤務後、スウェーデンの冒険家、ヨーラン・クロップにを描いたNFでデビュー。2009年、英国の数学者アラン・チューリングに関する歴史小説を執筆。2011年、国際的なサッカースターのズラタン・イブラヒモビッチとの共著で、『I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝』を出版、2か月足らずで50万部を突破、スウェーデンで大ベストセラーとなった。『ミレニアム』を執筆したスティーグ・ラーソンが急逝した後、4‐6を書き継いだ。

「2023年 『闇の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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