三体X 観想之宙

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152101334

感想・レビュー・書評

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  • 三体ファンによる三体の設定を利用した二次創作。
    いちファンの創作ってレベルじゃねーぞとは思う。あいかわらずスケールがデカイSFだよなとは思う。
    一部、二部は、そんなんあったなあとか、そういう風になる?とか、あのときああなったのは、こういう理由があったのね、とかいろいろ面白かった。
    三部以降は、なんだっけこれ?とかいう感じで、さらさらと流し読みしてしまった。
    あんまり覚えてなくても、解説の前にあらすじがあるので、それ読んでから本編読むとよいと思います。

  • 二次創作のたぐいはあまり好きではないのだけれど、三体の世界を超えて広がっていく物語は素直に面白かった。雲天明とAAのいちゃいちゃは別に見なくてよかったけれど、程心が原作通りお人好しで無力なのにはちょっと笑ってしまった。

  • 雲天明が三体人に囚われていた時の話や程心と別れた後の話が描かれていて、とても面白く、三体本編と併せて読むだけの価値があった。
    三体人の外見、智子の正体(まさか日本のXXだったなんて)、歌い手の正体なども驚いた。そして最後は、なるほど劉慈欣のファンならではの結末。
    スピンオフ作品でありながら、よくここまで書いたものだと感心する。

    ただ、本作の作者、宝樹の手法は、あまり読者の想像の余地を残さず、少し説明し過ぎているような気がして、三体本編の正式なストーリーの中に組み入れるのは気が引ける。
    あくまで、三体のアナザーストーリーとして楽しみたい。

  • いや最高!待ってました!
    編集部が思ってる通り、三体ロスだったからすごく嬉しい。
    またワクワク出来る日々が少し味わえると思って、楽しく読んだ
    雲天明の後付け最強キャラ、最高だし、やりたい放題過ぎる
    なんなら智子の元の女優とか、三体人の容姿とか、本来本編にはなく想像させるべきものを隅々まで補完しようとする勇気は何か本来はえーとか不快になるかもと危惧してたけど、おもろい!ここまで核心に迫ろうとするか!?!と同人小説を舐めてた
    最後のオチはなんか笑える範囲でしょうもないけど、まぁ超リスペクトが窺えるし、読んでて楽しかった
    三体の世界はこれで一旦終止符かな
    すごく楽しめた

  • 雲天明が三体世界で何をしていたかを始め、多くの謎が解明されとてもスッキリ。何よりこれを1人のファンが書いたというのが凄いです。

    ただ気になる点も多いなと感じました。三体IIIで広げた大風呂敷が畳まれてしまいスケールダウンしたと感じるし、全体的に雲天明アゲがすごくてキツいと感じることも多々ありました。また、最後の智子と程心の会話の流れは本編の余韻が台無しだなと思ってしまったし、三体IIIで「三体星人すごい!」と感じていたところが悉く「実は〜」という流れになっておりモヤモヤしたことも。

    結論として、超上質な同人誌であり完成度は非常に高いと思いますが、これを正史と見るかどうかは判断が分かれそうだなと。あくまで同人誌として楽しみ、「なるほど、君はそう考えたのか」くらいに思うのが正解な気がします。

  • 脳だけで三体に送られた雲天明
    地球と三体との戦いの裏で雲の苦闘が語られる
    10次元宇宙だった統治者に使命を与えられる
    次元攻撃する潜伏者を探せ

    10次元宇宙から低次元化した謎解き、戦い、地球を二次元にした種族
    ビッグクランチのとき5kg(程が残したスフィア)足りず新しいビッグバンでは微妙に違う世界に

    ファンが書いた外伝とは言え面白い、まぁ本作後に本格デビューしたらしいが

  • 「ぼくの考えた『三体』の超絶カッコいいバックストーリー」を書くのは別にいいんですが、単なるプロットの説明だけで小説になってなくて、すげえつまんなかったので途中で離脱。

  • 『三体』というか『三体Ⅲ 死神永世』のスピンオフ
    三体の熱狂的なファンが書いたとか

    雲天明と艾AAの恋愛とか、雲が三体人から受けた拷問、『三体Ⅲ』以降の宇宙、智子が武藤蘭だとかどうでもいい
    知りたいのは、葉文潔が警察に捕まってから死ぬまでどんなことを考えていたか?

    劉慈欣先生が描かなかった世界は存在しない

  • お話としてうまくまとまっている。とにかく、空間の広がりと時間の跳躍が大きい作品なので、想像力が追い付かない。この作品では特に時間がカギになっているよう。”愛に時間を”のフレーズに撃ち抜かれた。

  • ファンによる二次創作とは思えないクオリティ。三体本編で良く分からなかった部分などが上手く想像で補われている。巻末に三部作目の簡潔なまとめがあるのも有り難い。
    想像を絶する(もはや読んでもイメージしきれない)技術による闘いのスケールに、よくわからないのに感動する、という不思議な体験が出来た。

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