最後の息子

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163185705

感想・レビュー・書評

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  • 男の子って!!
    知らんかったわ〜〜
    こんなお話も出来る・・・
    それも知らんかった

  • 吉田修一さんの描く人物は、みんな何らかの傷を抱えている人たちでそこをメインに取り上げるのではないけど、日常生活の中で、その人物の背景として必然的に影響を及ぼしている。現実に生きてる自分たちも、みんなそうなんだよね…。普通の日常が、いくつものドラマ。どうしようもなく、やるせなくなりながら、最後の「Water」で、予想外に押し寄せてきた感動!

  • 久しぶりに手にした著者のデビュー作。当然だけれど、物語を紡ぐ巧さはすでに表れており、当時としてはまだunderな感じの関係もサラッと描かれている。直近は作風に変化が見られるけれど、この頃のちょっとした心の動きの表現が上手いと改めて感心した。

  • 吉田修一さんのデビュー作。初期はこんな作風だったのかぁ。

  • 文学界新人賞受賞の表題作のほか二作収録の短編集。
    正直に言うと吉田氏の初期作品は苦手意識がある。芥川賞作家そのものにも苦手意識がある。
    本作は少々読みにくかったものの、圧倒されるような感じを受けました。表題作はもちろん他二作もすごい存在感。
    その後を書いた『春、バーニーズで』が気になり早速借りてきました。

  • 多様な性が認められつつある昨今、今まで「おかま」と一括りにされていた人たちは、どう変わっていくのだろう。
    自分自身の枠を上手く確立できるのだろうか。別の一括りに入るのか、自分独自の何かを見つけるのか、今まで通りでいくのか。
    括りが緩くなって解放される人もいれば、括りを見失ってまた迷う人もいるのかもしれない。

    「破片」はそこで終わりでいいのか…。なんだかこの先がとっても怖い。

  • 3つの作品が収録されているけど、「破片」が好きだった。この作品で描かれる兄弟の物語はぼくと状況は違えど、なにか感覚として掴めるものがあったのかも。「最後の息子」はインパクトに欠ける気がしたのと、「water」は少し表現や展開が野暮ったく見えた。

  • よくわからなかった(笑) 吉田さんならでは、って感じなのかな。その時代に起きた事件をうまく取り入れて、物語が作られている感じ、と言ったらよいか。

  • 子は宝

  • どれも同じくらい良かった。吉田修一作品は本当によく男好家の登場人物が出るなぁ。

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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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