葉桜の季節に君を想うということ (HONKAKU mystery masters)
- 文藝春秋 (2003年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163217208
感想・レビュー・書評
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冒頭から様々なモノがほとばしるイケイケな文体だったので虚をつかれましたが、そこからもう既に作者の術中にハマっていたのか、と読み終わって気づく。数十年後、余生を意識し始めた辺りに読むと一味違った読後感になるに違いない。覚えておきたい。
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ほんタメで紹介されていたため読破。読み終わるとタイトルの良さがすごい作品だと思った。ちょっと破廉恥な本格ミステリー。伏線回収も華麗でとても良い。人生の黄金時代と老いがテーマの作品。年配の方が読んでて感動するかもしれない。年老いてからの青春のようなものを感じた。正直暗いミステリーが好きなのだが気晴らしにはなる。心に残った言葉はない。
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完全に騙された、、自分の思い違いかと読み直してみて初めて気づく。こんな小説があるのか笑
この本の一番面白いところは69歳の女性が売春婦をしてるところですね -
終盤に感じた“何これ、どういうこと⁇”が徐々に理解していくと同時に凄いと思わせてくれました。
…そちらに衝撃を受けたせいか、終盤にトラの熱弁が刺さらなかったので、時間をおいて最後の方は読み直したいと思います。 -
めっちゃ広尾の話だった
2000年くらいの話にしてはおもしろい
スマホが一切出てこない -
本格ミステリーマスターズ。
よく分からないけど、ミステリーなんだろうな、という認識で読み始めました。
前半は全くミステリー臭がしなくて、どんな風になるんだろう、、
と読み進めました。
途中から、「これはまさか何かしらあるな」となんとなく気付いて気を引き締めて読みましたが。
まんまと騙されました。
というより、そうならない人がいるなら見てみたいくらい、気持ちいいくらいに騙されました。
えー、そういうことだったの?!と気付いた途端に、全てのことが少しザワザワっと感じて。
当たり前だと感じてる思い込みって怖いですね。
それにしても、真実を知ってから読み直すと、なんだかゾワゾワしてしまいます。