葉桜の季節に君を想うということ (HONKAKU mystery masters)
- 文藝春秋 (2003年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163217208
作品紹介・あらすじ
ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた"何でもやってやろう屋"探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2020/07/25読了
#このミス作品37冊目
タイトルからアンニュイな感じを想像も
超重厚ストーリーに感服。
複数の時間軸で進むも
最後にバチッとパズルが噛み合うのが凄い。
そしてドンデン返しも気持ちいい。
官能的なシーンも多いが、これぞ純愛ミステリ。 -
本格ミステリーで検索した時に度々目にしていたので、いつか読んでみたいと思っていた本。こういうタイプのミステリーだったとは。
予想していなかった展開と期待外の結末だったが、タイトルに対しては納得。
洗脳の方法についてちょうど耳にしていたところだったので、『古屋節子が築いた屍』の章が実に良かった。 -
著者、歌野晶午さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
歌野 晶午(うたの しょうご、1961年 -)は、日本の小説家、推理作家。本名は歌野 博史。主に本格推理小説を発表している。千葉県出身。東京農工大学農学部卒業。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた"何でもやってやろう屋"探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。 -
探偵である主人公が、ヤクザの世界に潜入して、組員の不審者の真相を探すお話。恋愛や友情もありって感じ。
ものすごく偏見なのは重々承知の上で感想を述べると、登場人物がみんな20、30代だったら☆4だったのになぁ。伏線いっぱいで後半にいくにつれての謎解きがとても面白かったのに…
実はみんな70歳代という…すごい生々しい性描写があるんだけど、あれ全部爺さんのなのかと思ったら、さらに気持ち悪くなった。70でパパ活とかやめて欲しい。ジムで体鍛えあげるのも「女を抱くため」とか言ってて気持ち悪いーー!30、40代の男性の言動だと思ってたから読めてたのに。じいさんばあさんの恋愛なんて見せるようなもんじゃないと思うし…ドン引きしてしまいました。売春婦70歳だし…
タイトルの意味が知れてよかった。それはとても納得な美しいタイトルでした。が、この内容でこのタイトルは全くふさわしくない。 -
正直期待外れだったかな、という感じ。
「何やら結末にどんでん返しが待ってるらしい」という前情報を持った上で読んでしまったのもあるかもしれない。文体も全体的にライトで苦手な感じだったけど我慢して読んだものの、その割にはちょっと満足いかないトリック(?)だった。
それにしても20代、30代だと想定しても主人公やさくらの行動・言動は気持ち悪いと感じることが多かったのに、あれ全部おじいさんとおばあさんがやってたことだったんだ…と思うと驚くというより引いてしまった。自分は本当にミステリーとか読むのに向いていないし、その中でも特に苦手なタイプの作品だった。 -
ラストの衝撃といったら…。そういうことだったのか。パラパラと読み返すとあぁ、そうねという感じ。若い人がこの表現はちょっと違うなと思ったところはあったね。
-
なるほど、そういうことでしたか?
最後まで騙されてました。
決めつけたり、思い込む性格は
直さないと良くないですねぇ
とても読みやすく、わかりやすい本でした -
おそらく十数年振りに再読…
…にもかかわらず、再びヤラレタ。。。
頭の中にある普通だと思っていることを上手く利用された感じだった。
くぅぅ。