- Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163223407
感想・レビュー・書評
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私の評価基準
☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
☆☆ 普通 時間があれば
☆ つまらない もしくは趣味が合わない
2012.11.26読了
わりとおもしろく読めた。芥川賞作品。しかし、多くは、ミステリーやSFといったものを読んでいて、この小説を評価するのは難しい。
ただ、読んでいると、この物語の中には、何か大事なものが書かれているような気がする。でも、それを故意にか、あるいは、そもそもか、すっかり書ききっていないように思える。
芥川賞はこういうタイプが良いのかな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012.8.27
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今月の6冊目。今年の96冊目。
芥川賞受賞作品。初めてこの人の作品を読みました。すごい文章を書く人だなーと思いました。こんなに自分を不快にさせる文章(良い意味で)は、ねじまき鳥クロニクルのかわはぎのシーンくらいしか思いつきません。うーん、ミステリとか読んですごいなーと思うのとは、違う意味ですごいなーと思いました。 -
「読後感が悪い」という情報に惹かれて読んだが、それほどでもなかった。考えるのが面倒くさい人たちの、反応的な生き方がよく描かれていると思う。これに貧困が加わると、中上健次とか西村健太なんかになっていくんだろうなあ。
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人間は誰でも心の中にどす黒い感情を持っているものである。
それをこの作者はハリガネムシと形容しているのだが、上手いと思う。
他人の読書感想文を読んでいると、グロいとか、エロいとか、エグいとか表現しているが、ぼくにはそれほどには感じなかった。
逆に、作者が思いっきり空想を広げて書いているのがいじらしく思う程度だ。
テーマは転落で間違いないだろうが、それだけでは薄すぎる。
どの感想文にも触れられていなかったのだが、作者がこの小説を書く動機となったのは、某思想家の以下の言葉だったはずだ。
文中、2回も出て来る。
「人はいかにして本来のおのれになるか」
「良心の呵責というものは、わたしには真実を歪ませる一種の【魔女の目】であるように思われる。自分のある行為が失敗した場合、失敗したからこそ、なおさらその行為に対して敬意を持ち続けるーこのほうがわたしの道徳律にかなうのである。」
これが一箇所目。
二箇所目が次の短縮表現。
「いかなる失敗事に対しても、最大の敬意を払うべし」
これをこの小説で表現したかったのじゃないだろうか。
さて、皆さんは作者のこの意図は成功したと思うでしょうか? -
人間が墜ちていく様をリアルに書いてあった。
グロい描写が多いが エロスには結びつかない。
残虐な欲望に焦点をあわせてストーリーが進む。 -
面白かった。爆笑するとこあり、共感するとこありで、まあ満足。これからクチュクチュバーンもよんで判断します。
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ア、アクタガワメ・・・・・(´Д`|||) ドヨーン
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人間の堕ちていく姿が生々しい。
エログロの塊、ここにあり。
具合の悪くなる本第1位。