サバイバー・ミッション

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 63
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163233802

感想・レビュー・書評

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  • プロローグだけGood

  • 近未来の脳科学を中心とした物語で、脳から記憶を取り出せる技術
    が発達した世界での連続殺人を追っていく話。

    こういうのによくある、身近な人が実は犯人という結末。

    登場人物が多く、そのわりにはキャラクターが薄くて皆印象に残らないので、
    あとの方でアノ人が・・・と言われてもだれだっけ?となる感じ。

    キャラに感情移入しにくい物語だった。

    最後は、盛り上がりもなく、淡々と物語は結末へむかっていった。

    もうちょっと印象的な出来事などが起こればよかったなと思う。

  • 物語の進み方は面白かったけど、ちょっとラストはどうかと…
    もっと2人を単純に頭と足に分けて事件解決の方が良かったと思います。

  • 近未来サイコミステリ。「羊たちの沈黙」みたいな雰囲気だなあ、と思っていたら……あー、まさにそんな感じだったわ~。
    被害者の脳に残された記憶をトレースすることができたら、それこそあっさり事件解決されちゃうんじゃ? という思いがあるのだけれど、そう簡単にもいかないのね。他にもざくざくハイテク要素が現れるけれど、さほどややこしく絡んでもこないので、わりかし読みやすい作品。ヒロインの女性捜査官キャラがなかなか良い感じ。

  • おもしろそうって思ったんだけど、私はいまいち。
    2009.10.5

  • 凝りもせず、小笠原慧・・・。
    あらすじ読んだときはすっごい期待したんだけどなあ。
    まず、近未来の設定が生かされていない。これはわざわざ近未来にする必要があるのか?
    そしてまたしてもご都合主義でストーリーが進んでいく・・・。
    この社会は登場人物だけで動いてるんだろかと思ってしまうほど、いろいろ単純。
    続編も同時期に図書館で借りていたけど、時間切れで読めなかった。
    でもまあいいか。

    デビュー作があんなに面白かったのは何だったんだろう〜。

  • 死体の脳からの記憶トレース技術を軸にした近未来ミステリー。ラストはやや混乱するけど、苦手分野の話の割に面白く読めた。

  • ラストまでは中々面白かったのに、このラストは陳腐な感じでそれまでの良さを台無しにした感じでしたね。

  • 近未来の警察機構の設定に子供っぽさがぷんぷん、、、科学の進歩の方向性に疑問を感じまくった。舞台を2013年に設定している辺り「パラレルか…?」という見方も出来そうだが。精神部門の描写は微に入り細を穿った感じで好ましい。死体の描写も生々しくて良し。流石は本職といったところか。小悪魔もソンディテスト、してみたくなった…。被害者が自分が殺されゆく過程を描写する形をとっている出だしの文章は秀逸だと思う。とは言え中盤は展開がダレる。通読した今も何故そんなエピソードを長々と語る必要があった?と理解に苦しむ箇所が多かった。必要箇所の描写も、ピースが増える一方で収束の気配が感じられないといった具合(小悪魔の読書速度の低下にも問題はあったと思うが)。しかしながら利津が身の危険を感じ始める件からは引き込まれる勢いがあった。追われる身の緊張感に加え、小気味良い程の急展開で繋がっていく事実関係。前半と後半の配分をもう少し改善すればもっとエキサイティングな小説になっただろうと、やや残念。ラストはちょい苦め。
    取敢えず。<b>ドクターキシモト、素晴らしく可愛いな</b>、とか。人工知能と女捜査官の交流は心温まるものであり、好印象。

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著者プロフィール

1960年。現在、執筆の傍ら精神科医としても勤務を続ける。2000年、『D’Z』で横溝正史賞を授賞。2002年10月、最新刊『手のひらの蝶』も刊行。

「2003年 『DZ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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