風に舞いあがるビニールシート

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163249209

感想・レビュー・書評

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  • 一つ一つの話は面白いと思ったが、全部読み終えてみるとあまり記憶に残っていない。

  • なんか本当にセックスシーン書きたいだけの人に思えてきた。

  • 「ビニールシートが風に舞う。[...] とりかえしのつかない彼方へと追いやられる前に、虚空にその身を引き裂かれないうちに、誰かが手をさしのべて引き留めなければならない--」(245 ページ)

    誰しも、簡単に吹き飛ばされてしまう。
    薄くて軽いビニールシートのように、
    いつでも荒ぶる風に抗っている。

    けれど、風に舞いあがるビニールシートはあとを絶えない。空を黒く埋めつくす。

    そんな中、
    誰かが、もみくちゃに飛ばされそうになっているビニールシートをしっかりと大地に留め、確実に繋ぎ止められるなら。

    そんな人になりたいと思わせる短編集。

  • 短編集。なんか消化不良な作品もあって、私にはイマイチだったなぁ。作品世界に入り込めなかったというか。
    その中でも、クレーム先の客に謝罪に行くサラリーマン二人の話は面白かった。

  • 様々な業界を舞台にした短編集。何と無く付け焼き刃感が強い割に業界事情を並べ立てていて、小説として楽しみにくい。

  • 期待はずれ。一つ一つの話がつながっているわけでもなく、標題の話も特別…。

  • あまり好きではなかった。文章がおかしいとかではないけれど、読み進めるのが難しくてあまり興味が沸かなくて。なんだか時間がゆるやかな感じかした。その良い部分が私には良くなかったのかもしれない。

  • ん~
    分かってたけど短編集は嫌いだ~

    こっから!
    って時に終わっちゃう~
    不完全燃焼~・・・

  • 雰囲気は嫌いではなかったと思う(うろ覚えで申し訳ない)

  • 表題を含む6作品の短編集。
    「風に舞いあがるビニールシート」は、かなり資料集めが必要だったと思う。戦争に関る難しいお話。
    日本は平和だと感じた。
    大人向けである。
    大人の私にも難しい・・・。
    爽やかなお話が、恋しくなった。
    '08.09.12読書完了

著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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