プリンセス・トヨトミ

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著者 : 万城目学
  • 文藝春秋 (2009年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163278803

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プリンセス・トヨトミの感想・レビュー・書評

  • 『鴨川ホルモー』の京都、『鹿男あをによし』の奈良に続き、今回は地元大阪が舞台。
    400年も続き徐々に規模が拡大し守られてきた、とある組織と東からやってきた会計検査の対立!私は大阪に住んでいるが、こんな世界が本当にあったら男に産まれなかった事を後悔してしまいそう…。旭の気持ちがちょっと共感できた。でも、組織についての引き継ぎの話はほんのり涙なので、やっぱり女で良かったかも。
    登場人物の名前が豊臣家に所縁のある人物ばかりで、戦国時代好きな私は秘かににんまりしながら読んでいた。人情の町、大阪ならではの物語で、やはり大阪は良いな~と実感。

  • ホントに在りそうです…大阪国
    でも、実は女性が男性陣を手のひらの上で転がしてる図が浮かびますね。
    ほんっと男って子供よね~って感じで。
    最初に読んだとき、映像の方がすんなり楽しめそう、と思ったのに、映画は観そっびってしまいました。

  • 映画にもなり話題にもなっていたので読んだ。
    後半はおもしろかった。
    けど前半、中盤はリズムが悪く読むスピードがなかなかあがらなかった。

     ”400年にわたりあるものを守り続けてきた大阪の男たちと、それを知らずに大阪へやってきた会計検査院との攻防を軸に、親子の絆を描いたパラレルワールド的な作品”-- Wikipedia

    デタラメな設定がなぜかよくあう大阪。
    大阪人の江戸に対する対抗、おもしろいことを一生懸命するとこ、人情あふれる機微、そしてやっぱり頭があがらない所あり、と大阪人というキャラをうまく作品に活かしているなと思った。

    あとは、出てくる地名に懐かしさがチラホラ。大阪出身なんで(^^
    最後まで読むとおもしろいです。

  • キャラ名がネタバレという稀な小説。
    トンデモ設定ですが、歴史ネタや大阪の気風を考えるとそれらしく感じてしまうのは、万城目さんの筆力ゆえですね。
    終盤ギリギリまで謎キャラだった旭の動きや、自分のルーツと対峙する松平、ミラクル鳥居など、監査官トリオがいい味出てました。
    男・女の信念もカッコよかった!

    さきに風太郎と鹿男を読んでいたので、ニヤニヤ度2割増しでした。

  • 初めて知ったときは、自分は大阪出身なので、
    「ついに万城目学の大阪が舞台の小説キターー!」とはしゃいでしまいました。
    内容も、驚きの設定や、壮大なストーリーで思わず息をのんでしまいます。
    やっぱり、作り話だと分かっていても、ついつい大阪国ってあるのかも、って想像しちゃいます。
    ただ、後で見た映画版のほうは、期待していた割には面白くなかったです。
    でも、たった2時間であの奇想天外な話をまとめるのは難しいでしょうね。

  • 壮大なホラ話って感じ。
    どこからこんな話を思いついちゃうんだろう?
    そこがエッセイの面白さとつながってくるんだろう。
    学生たちのキャラクターが良かった。

  • #読了。第141回直木賞候補作品。会計検査院の検査により、疑問を持たれた社団法人OJO。このOJOにはとてつもなく大きな背景が。かなりの大仕掛けなので、かなり疑問が残るところも。しかしながらそのスケールは痛快。

  • だいぶ前に読んだ本。
    テレビで放送された三人と私が思い描いていた三人は違ったけど、場面の展開が面白かった!親から子へ…というメッセージが後から出て来たときは、ウワーオと思った!

  • 万城目さんは読むの2作目。(1作目は「鹿男~」。面白かった記憶だけはある)
    映画化されてたので名前は知ってたけど、内容は全然知らなかったので読んでみてびっくり。そっか、そういう話だったのか~!
    プリンセスって誰かと思っていた。

    大阪国、すごいなあ。なかなかに奇想天外なんだけど、ひょっとしてもしかしたらそんなことがあるかも・・・いや、ないか。
    たしかちょっと前に、工事中の阪急の下からなんか地下の建造物とか出てきたりしなかったっけ?
    自分自身が大阪に住んでいることもあって、もしこんなことがあったら凄いやろうなー、とちょっとでも考えさせるところがすごい。

    あと、たまに名前入りで出てくる皆さんは、豊臣方の戦国武将の子孫の方々なんでしょうか。ひょっとして。もしかして。

    オチの付け方が綺麗で、なかなかニクイです。
    いつの時代もしたたかで強いのは、女なんだねぇ・・・。

  • あり得そうもなく、豊臣家の末裔を守るために大阪国ができることはただ集結するだけという、半端といえば半端な設定。でも後半何故かウルウルしてしまった。これって、父親としての自分にどこか不満というか物足りなさを感じているからかしら。本当は豊臣の末裔を守るというのはどうでも良くて、父親として何かを息子に伝えたいという気持ちが大阪国を形作っているのではないだろうか・・・。作り物の世界にそんな父親としての自分の願望を投影してしまった不思議な本でした。

  • とにかく面白くて、一気読み。
    登場人物が、魅力的。

    調査官3人組は、絶妙なバランスで、面白い。
    こんな調査官がいたら、楽しいなーと。
    調査される側は、嫌でしょうが(笑)

    中学生の方も、応援したくなる。

    驚くべき設定なんだけど、現実と上手く絡めた展開で、不思議と納得してしまう。

    大阪の地理が、かなり細かく描かれていた。
    実際に知っていると、イメージできて、より楽しめるのでは。
    行ってみたくなった。

    最後は、ちょっぴりじーんときた。
    結局、手のひらの上で転がされていたんだなと、にやりとした。
    人の温かみがあった。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-f9c3.html

  • 最終的に、やっぱり女は強いってことなんでしょうね(笑)
    こんな壮大な秘密を必死で隠し続けてきた大阪の男たち。
    松平さんのお父さんの晩年の行動の意図が判明した瞬間は、本当に手が震えました。

  • 面白くて一気に読みました。すごい話を思い付くものだなあ!

  • 映画を見てから原作を読んだのですが、大なり小なり設定が違って最初はちょっと戸惑いましたが、小説も映画も両方とても面白かったです。絶対にありえない話なのに、大阪国というのが本当に存在しててもおかしくないような雰囲気がして、いろいろ想像しながら読み進めていきました。万城目さんの本も初めて読んだので、是非他の作品も読んでみたいと思いました。

  •  小説を読んで面白かったら映画を観よう…と思って手にとりました。
     確かに大阪のおっさん大行進とか、映像だったらさぞかし迫力あるだろうなーって。映画化される理由もわかります。
     大阪の「男が」「男が」…ってずっと強調されていて、そんな印象は受けないのにずいぶんとマッチョなことぱっか言うんだなぁと不思議な感じがしていたのですが、ラストを読んでとても納得。そして主人公がこういう中学生でならなかった理由も!
     価値観と関係性が一重ではない世の中の、風通しのよさを想像したりもしました。楽しいお話でした。

     結局映画は観そびれたのですが…(笑)

  • 大阪の地理や建築を知らないのでそこらへんはとばして読みました。
    会計検査院3人のキャラがとてもおもしろく、一気に読めました。

    男が守りたいトヨトミの末裔。
    男だけが男だけで語り継がれながら守っている。
    なぜ守っているかが重要ではなく、
    守っていることがロマンなのだろう。

    意味はないのかもしれないけど、
    父と息子のつながりにちょっぴり感動しました。

    男は女にばれていないと思っているかもしれないが、
    女は女でそんな男たちをそっと見守っている。

    大阪国はそうやって守られてる。
    なかなかおもしろかった☆

  • これはね、大阪とくに大阪城近辺をよく知る者にとってはすごく面白い話だと思います。ときどき前を通るあの建物やあの場所なんかがたくさん出てきて、近くに住む者としては思わず「にやり」としてしまうんですな。鹿男に出てきたあの人もちらりと登場したりして、そういう仕掛けも面白かったです。面白くて、でもホロリとさせる…大阪人としてはたまらんお話です。空堀商店街に行ってみたくなりました^^

  • とんでもないSFだがつまらないかというとそうでもない。
    所謂ドタバタ活劇だ。

  • 万城目学ワールドにはまりました。
    大阪の父と息子が歩く道に切ない思いを抱いたのは私だけではないと思います。
    映画も楽しく良かったです。

  • <閲覧スタッフより>
    大阪の地名が実にたくさん出てきて、近辺の住人なら「あそこか~」と思えるような細かい描写が多々あります。さらに、舞台となっている空堀商店街は、グルメやお洒落のスポットとして人気も高まってきているまさに今アツい場所!行ってみる価値アリです♪
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    所在記号:913.6||MAM
    資料番号:20093293
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  • ダメだ、この間(鹿男あをによし)もだけど、
    万城目さんの小説で泣いてしまう。

    「これは男と男の話だから、感動するけど、松平の気持ちを思うと本当に心が動くけど、でも男と男の話だから永遠に入っていくことができないな」
    と思いながら読んでいたら、
    その後に旭が「太閤」で大輔に話す場面が来ました。
    泣いた。

    大輔の圧倒的な深い絶望感の描き方も、すごい。

    主人公が、非常に悪い敵の親玉より最終的に一番強くなるというお決まりだけどとても胸の熱くなるスカッとする展開も入っているし、
    ちゃんとスターウォーズのC-3PO的なキャラもいるし(鳥居)、
    もうこれ最高だ。

    大阪の人はなぜ面白いのか?
    というのを歴史的に紐解いている謎のシーンもある。
    大真面目に馬鹿な感じも入っていてもう、もう面白い。
    あと万城目さんって健さん好きなんだなというのも伝わった。

    全然感想が止まらなくてたくさん書いてしまった!

    **以下は日記みたいなものです。**
    私は大変な戦国音痴なのですが、去年1年間『真田丸』に夢中になりまして、
    大阪国の人の名前が出てくるたびにいちいち「おお、わかる!真田丸観ててよかった!!」大興奮しました。
    でも、なぜか「橋場/茶子」と「真田/大輔」の名前のことは読み終わってお風呂に入るまで思い至らなくて
    シャワーを浴びながら
    「!!!!!!!」
    と本当に本当にテンションがMAXになりました。

  • よくよく考えたらあり得ない設定なのに、 読んでいる間は、現実世界でもあるかのようにしっくりきちゃう。

    そんな「絶対ない!」をあり得そうに見せる、万城目さんのストーリー設定がすきです。

    今、大阪に住んでいるのでさらにわくわくしました!

  • なんで“茶子”なのかしら。“寧々”でいいじゃん、“秀子”とか“吉子”とかでも。“橋場”は、最初気付かなくて、結構読み進めてから「あっ!」って思って、嬉しかったやら悔しかったやら。(2017-03-01L)

  • 鴨川の方が面白かった。もうひとひねり欲しいかな。

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プリンセス・トヨトミの作品紹介

このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける"鍵"となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった-。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。

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プリンセス・トヨトミのKindle版

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