三匹のおっさん

著者 :
  • 文藝春秋
4.09
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163280004

感想・レビュー・書評

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  • 2016年6月5日読了。
    現代社会に身近に存在する様々な問題を三匹のおっさんが斬る。それぞれに役割があり、この手の話は入り込みやすい。ギリギリ無さそうな設定が読んでいて楽しい。あくまでフィクション。
    おっさんの話だけだと若者には読んでいて飽きそうなところに、若者ふたりが絡んでくるあたりがまた秀逸。
    これで有川作品は2作目なのだが、とにかくよみやすい。また次に期待。

  • 痛快!

  • 語られることが多くて疲れる系。
    結構トピックが過激なものが多いんだけど、その割にはきっちりめでたしめでたしになってしまうお気軽話。TVとかにはなりやすそう。

  • 面白かったー!
    3人のおっさん達が自分の得意技を活用して問題を解決する。孫や家族問題もついでに改善していく。甘酸っぱい恋愛模様もあり、読後感がハンパなくスッキリしてました。ニマニマしながら本を読んだのは久しぶりです。

  • おっさんかっこいい!おっさん最高!

  • 短編なのでサクサクっと面白く読めました。

    確かに今の60代は、まだまだお元気です。
    昔のおじいさんってイメージではないですよね。

    祐希くんが、読んでいくうちに、素直でかわいいのに、あの言葉づかいには違和感を感じますが・・・

    三匹のおやじ達が、解決していく様子は、気持ちがスカッとします。
    さわやかな読後で良かった。

  • 面白かったー!小説では久しぶりのヒットですね。読んでいてワクワクしてきます。昔、「図書館戦争」は読んだことあったけどこの著者の他の作品ももっと読んでみたいな。とりあえず「三匹のおっさんふたたび」は絶対読みます。

  • おもしろかった!
    ドラマのキャストで読んでしまうのが残念。
    時代劇っぽい殺陣の感じはテレビのほうが届きやすかったので、一長一短かな。
    次はいよいよ図書館戦争よんでみっか!

  • マンガのように楽しかった。

  • 110508

  • 日常を描くある種の群像劇、突飛ではないストーリーであってもそれがここまで魅力的に思えるのはやはり三匹のキャラ作りの魅力か。若干チートっぽさもあるが、だからこそドラマになるのも確か。そしてその若い家族による甘い恋物語もつい頬がゆるむ。

  • おもしろい。。

    のりおのキャラが好き。。www
    ふたたび も読みたい。。

  • おじいさんとおじさんの間にいる三人が、街の平和を守るために奮闘する
    だんだん孫の祐希との距離が縮まったり、祐希はこいをしたり‥さくさく読めた
    読みやすい
    表紙がアニメなのが少しだけ残念!どんな人物なのか、想像しながら読みたかったけど表紙が三人の絵なのでそれがしにくかった

  • 近所限定で世直しするおじさまたちがサイコーにカッコよく、時代劇のような勧善懲悪がスカッとして気持ちがいい。

    そして、祐希くんがいい。
    こんな息子が欲しい。

    読後が気持ちいい貴重な一冊。

  • これはめっちゃ面白かった♪今まで読んだ有川さん作品の中では一番好き。おっさんカッコイイ(*´∀`)読み終わった直後に思わず再読しちゃうほど。おっさん達の啖呵、説教がことごくかっこよい♪扉絵&挿絵もまた素敵でした♪ドラマも見てます。

  • ゆうきがかわいい

  • どこかのレビューでも書いてあったけど、三匹たちが(主人公側&年配者である
    )錦の美旗を振りかざして事件を解決していくわけじゃなく、うまーく入り込んでいくところに好感がもてた。ただ、メインじゃないとはいえ孫たちの恋愛は、蛇足のような気もしたかな。最後のほうに、恋愛に発展しそうかな~?って匂わすぐらいでもよかったかも。

  • 定年を迎えたサラリーマンで剣道道場も営むキヨさん、飲み屋のおやじで柔道有段者のシゲ、電気工事の仕事がら、怪しげな機械類も作って持ち歩くノリさんの3匹が、それぞれの特技を生かしながら、不良のカツアゲ、痴漢、詐欺、学校でおきた動物虐待などなど、ご町内限定の事件に立ち向かう。こんなご町内に住んでみたい。
    決してヒーロー気取りでなく、熟慮をかさねて解決していくところが熟年の正義の味方の姿。そこにまずやられる。
    そして、高校生の孫と、娘の胸キュンな姿にもやられる。
    ベタなんだけど、それをちゃんと期待通り描いてくれる有川さん。恋愛も、活劇もという、欲張りな短編集。もちろん、どちらも有川ファンならたまらないはず。

  • 資料ID:98090062
    請求記号:913.6||A
    配置場所:工枚普通図書

  • 定年になったおっさんたちが街の悪党を懲らしめていく話 話としては面白かったけど、随所に出てくる、それ必要?という恋愛描写と 私、なんでも分かってますよの嫌味感はすごい

  • NHK FM 青春アドベンチャー「三匹のおっさん(全10回)」の原作
    http://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2013007.html

  • 「みなさんもおっさんたちから元気をもらいましょう!!」幼なじみのキヨ、シゲ、ノリの『3匹のおっさん』たちが自警団を結成し、町内に潜む悪を成敗していくというお話です。【中央館3F-西9 913.6/AR】

  • 正義の味方なんていらない。そう思った。

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    【あらすじ】
    現役を退く年齢となりつつもまだジジイではない。おっさんだ!と立ちあがった三匹のおっさん。夜回りパトロールを始めた彼らは、わるいやつを懲らしめ、街の正義のヒーローとして暗躍する。

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    【個人的感想】
    暴力を肯定するようなお話だったと思う。わるいことをしているやつに対しては何をしてもいい、と言わんばかりの”三匹のおっさん”の横暴。いわゆる勧善懲悪モノなのだけれど、自分が正しいと信じ切って、勝手に罰を与える正義の味方をヒーローと呼べるだろうか。

    レイプ犯から女の子を守ったり、強請って金を奪っていく人間を妨害するのはわかる。だが、美人局同様のことをして悪人を呼び寄せる第五話には反吐が出るほどの嫌悪感を持った。おびき寄せた悪人をホテルで取り囲み、三匹のおっさんの孫がその悪人の頭をスニーカーの足で踏みつける場面。彼はいったい何のつもりなのだろうと思った。正義の味方気取りなのは理解できる。だが、正義の味方は悪人に対して何をしてもいいと思っているのだろうか。もしそう思っているのだとしたら大した勘違い野郎だ。祖父の顔が見てみたい。

    一般市民をボランティアで守るという点は理解できるが、勝手に制裁を加えることがおかしい。
    世界のリーダー気取りのアメリカと同じことをしている。”平和のため”という正義の名の元にイラクを攻撃したアメリカと何も変わらない。自身を正義の味方だと、ヒーローだと履き違えている。

    三匹のおっさんで正義の味方気取りの悪人ではないか。文句の言わない悪人を見つけ、憂さ晴らしに暴力を振う。まさに悪人を狙った悪人。何が勧善懲悪なのだろう。

    高校生が夜10時以降のバイトをしていることもおかしいと思ったし、人口20万レベルの街で近所から同じ公立中学に通う同級生をお互い知らないっていうのも無理がある気もした。
    ここまでくると、怖いもの見たさで続編も読みたい。
    続編では高校生のお孫さんが夜10時以降のバイトはしていないといいな。

  • 還暦を迎えたかつての悪ガキ3人組が、ご近所に潜む悪をバッタバッタと切り伏せる!!
    スカッとしたい人におススメです。

    ↓利用状況はコチラから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00508385

  • 三匹って呼び方がおもしろいけど。

    キヨさんとユウキのやりとりがよくて。
    仲良くないと言いながら仲がよい。
    愛情をもってきちんとしかれたり、包んだりすることで人間が変わっていくなぁと。
    正義の味方なかんじがいいな。
    あとはユウキと早苗の恋っぽいのも。

  • 有川浩さん、好きです。
    その中でも読みやすい。
    おっさんの話って...って思ってたけど良かったなぁ。
    子供に読ませたい小説。

  • うーん、やっぱりラノベ感いなめないけど、有川さんは恋愛モノよりやっぱり「キケン」やこれ系のほうがいいなぁ。(個人的趣向によるものですので、あしからず。)
    今日旦那さんが出張でヒマだったから、1日で読んじゃった!!

    三匹と高校生ふたりだけでなく、その他モブ?の皆様(キヨさんファミリーも、シゲさんファミリーも)もキャラが際立っててよい。
    そしてこういう現代版勧善懲悪モノも結構好き。
    ちゃんと後味よく仕立ててくるのが素晴らしい。エンターテイメントとしてとても楽しく、誰にでもオススメできる作品として、また続きが気になる作品として、★5にしたいと思いますー

    第5話の、早苗ちゃんと潤ちゃんの話。あのビミョーな女同士の関係と早苗ちゃんの機微は、男には書けないなーと感心しました。あのどうしようもない苦悩、甘酸っぱくてきゅんきゅんするね。懐かしい。

    しかしテレビドラマのおっさん、北大路欣也みたいなのが一般のおっさんとしているわけがないだろー!というツッコミはなしだろうか。
    視聴率も評判もよさそうだったから、ドラマと映画も見てみたい気はする…

    --

    「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。

  • 面白く健全で笑えて泣ける小説。でも他にも読みたい本があるので242頁で読了にした。
    (食事を忘れて読むほどでもなく、私の読書の相性みたいなものと少しずれる感じもしたので・・・。)

  • 多くのブクレポのお仲間たちがブクレポを書かれています。
    何を今さら書くことがあろうかと思いましたが、
    やはり、加齢臭が漂う、時代遅れのジジィと呼ばれるおっさんたちの
    探偵モドキの世直し作戦に、一言書かずにいられません。 (^_^;)

    定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。
    柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。
    機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。
    悪名高き「三匹の悪ガキ」だった幼なじみの三人が、
    そっくりそのまま、「三匹のおっさん」となり、
    チームワークのよさと持ち前の正義感から、
    町内を騒がす事件を解決していきます。

    むろん警官とかではないので、あくまで悪人をこらしめ、お仕置きをし、
    匿名で通報して、法的な処置は専門家に任せるのみです。
    むやみにでしゃばらず、あくまで裏で悪を裁く裏稼業は、
    現代の「必殺仕置人」のイメージすら受けました。
    もちろん、仕置料はとりませんが・・・。

    おっさんたちの裏仕事に、
    高校生の祐希(キヨの孫)と早苗(ノリの娘)も加わって、
    ほろ酸っぱい青春の香が漂うのも、面白く読めました。

    そういえば、子供の頃、
    町内に必ずいた「カミナリオヤジ」はどこへいってしまったのでしょう。
    我が町にも、「三匹のおっさん」が現れないかと
    密かに願ってしまいました。

  • 2013.12.19

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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