kaizenさんの感想
2011年8月1日
夕子とその恋人宇野警部の凸凹探偵対の物語。 短編なので調子良く事件が起こり、調子良く解決していく。 都会と田舎、演劇と旅行、さまざまな組み合わせの状況に、 犯人の型も一通りではないところが面白いところです。 駅の待合室での殺人は、とても哀しい終わり方かもしれません。 犯人のその後という物語が別にあってもよさそうです。
1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。 「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」