花の鎖

著者 :
  • 文藝春秋
3.55
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本棚登録 : 4005
感想 : 629
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163299709

感想・レビュー・書評

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  • 単語が出てくるまで全くわけわかんなかった。流れがごちゃごちゃ。途中で察したけど、それでも3分の2しかわかってなくて、察し悪いなぁと思いつつ最後読んでた。いい話だな。すきです。

  • 初めての湊かなえさんの本にこの本を選んだ理由は特になかったけど、私の選択は間違ってなかったと思う。

    梨花、紗月、美雪の3人の女性が主人公として登場する3つの話し。最初はバラバラに思えるが最後には鎖のようにつながった一つの話しになる。

    そしてりんどうやコスモスなど季節の花が
    要所で出てきて場面に色をつけてくれている。

    美雪、紗月の悲しみやどうする事もできない運命や苦しみながらも最後には許してしまった心の動きなど3世代にわたって流れていく時間を梨花が掘り起こすことで母や祖母の思いに寄りそっていく話し。

    だけどこの話しは2度は読み返してみたくなる。
    私は相関図を書いて2度目は相関図を見ながら読んでみた。

    鎖のようにつながっている人生、私の先祖は私とどうつながってるんだろう。
    ふと、誰かに聞いてみたくなった。

  • 雪月花の三つに分かれている。最初読んでた時点でもしかしてどこか繋がってんちゃん、、と思ってたらほんとに繋がってた。相関図がじっくりと埋まっていくような感覚が面白かった。Kとか言われたら「こころ」思い出す。。

  • 途中まで三人の女の子が縦につながってるのに気付かなかった。

  • 3人の女性の話。主人公がころころ変わって若干混乱したけど、途中から慣れていった。最後の方で3人の繋がった関係に気づき、なるほどと思った。内容的にはちょっと暗くてあまり好きじゃない話。謎だったKの正体もわかって、最後スッキリした。

  • 読んでいる最中に、ドラマで見たかも?と思い出したら、やっぱりそうだった。3つの物語が順番に進められていく。それぞれに出てくる謎のKという人物は誰か。途中でこの3つの主人公の繋がりがわかってくる。相関図を書かずにはいられない。最後綺麗に全てが繋がったことにすっきり。

  • 雪月花。雪、月、花。
    それぞれの漢字を名前に持つ三人の女性の話。
    少しずつ解き明かされていく三つのお話し。
    湊かなえさんのお話をつなげていく能力って本当に凄いと思う。
    驚かされて感動させられて、エンターテイナーです。

  • 私にしては珍しく、読んでる途中に三世代の話なんだな、と気がついた。
    ドロっとした嫌な話。だけど、三世代にわたってバチっと辻褄合わせがちゃんとされてて、読み応えのあるお話でした。

  • 時間軸が違うのかって
    どの辺で気づいたのか
    もうわかんなくなっちゃったけど。
    結果的によくある手法なのかも、
    だけど面白かった。

    湊さんって恨み辛みで
    ひとの人生を語られるんすね。
    すごいよね。こういう視点。

    憂さを晴らすには
    徹底しなきゃできないってことかも
    と思ったりもした次第。

    読後になんとなく
    理解できるんだけど
    表紙…
    あんなに古くさくしなくてもいいんじゃない!?
    と。

  • ⑥/174

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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