左利きは危険がいっぱい

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 23
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163483900

作品紹介・あらすじ

左利きは9年も寿命が短い。なぜか?カナダの心理学者が発表した衝撃の書。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の都合の良いようにデータの解釈を捻じ曲げたり、左利きの定義を変えたりしている。クリティカルシンキングの練習には最適。

  • 天才には左利きが多いそうです。例えば、ダーウィンやアインシュタイン、ダ・ヴィンチやミケランジェロ、モーツァルトもチャップリンも左利きだったらしい。しかしながら、少数派だった左利きは「不吉な左」として差別されたことから、社会が大多数の右利き社会で作られたために多くの点で不利を被っているようです。左利きについてあらゆる角度から考察したのがこの本です。
    事故で負傷する危険性の確率は、右利きに比べてスポーツや仕事では20%程度ですが、道具の使用やドライブでは50ー80%も高くなります。それは、危機に対する反射行動の違いが影響していると著者は推測しています。
    この本は1990年代初頭の研究成果を反映した内容で、大変面白いのですが、それから20年が経ち、脳科学が進歩した現代ではどうなのか知りたいところです。

  • 実験(?)や資料集めって、大変なのだなぁと思った。
    「歴史の中で左利きは悪」で、落ち込んだ。
    多少こじつけのような部分もあるような。
    左利きってたくさんいるし、寿命も短くない気がするけどなぁ・・・。

  • 科学的な証拠に乏しいインパクトの先走り。

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著者プロフィール

スタンレー・コレン(Stanley Coren)1942年、米ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。ペンシルベニア大学卒業、スタンフォード大学で博士号取得。現在、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部の教授。研究分野は、人間の感覚過程(視覚や聴覚)、神経心理学(利き手、睡眠、出生ストレス効果や行動遺伝学)、認知(情報処理知能)など幅広い。また、犬の愛好家であり、犬の行動に関する研究も行なうかたわら、愛犬と一緒にカナダの数々の訓練競技会に参加し、多くの賞を得ている。著書には、日本でもベストセラーになった『左利きは危険がいっぱい』『睡眠不足は危険がいっぱい』や、犬に関しては『デキのいい犬、わるい犬─あなたの犬の偏差値は?』『理想の犬の育て方』『犬があなたをこう変える』(すべて文藝春秋)など多数あり、全米ドッグ・ライターズ協会からマックスウェル賞を授与されている。妻と3頭の犬とともに、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに住む。

「2014年 『犬と人の生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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