イギリス人はおかしい: 日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163537306

作品紹介・あらすじ

英国ベタ誉めはもう沢山!兵庫県出身、祇園の元クラブホステス、55歳。映画『エイリアン』『ブラック・レイン』のリドリー・スコット監督のロンドン邸でハウスキーパーを務めた"猛烈オバさん"が、ホンネだけで綴った1972年以来の痛烈な英国暮らし体験記。

感想・レビュー・書評

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  • 辛口の批判が小気味良い。
    バアちゃんとの丁々発止のやりとりが面白かった。

    10年ほど前にはまだまだ他人事だったイギリス病も
    だんだんそうでなくなっている気がする。
    ちょっとずつ社会道徳が薄れていたり
    雇用者と労働者の関係がだんだんドライになっていたり。

    ------------------------------

    図書館。
    「励まし合って読書会」4月の課題図書。(09.04.02)

  • どこの国でも、
    全体を見据えることができない人が
    偉い人になると総じて国は
    ガッタガタと崩れてきます。

    この本は珍しく
    映画にもなったあの方を
    強烈に批判しています。
    なーるほど、~の女というのは
    無駄なプライドを作っていたわけだな?!
    だとしたらダメだこりゃ。

    事なかれ主義だと日本は言われるけど
    これを見て感じるのはどこも同じだということ。
    国というのはそれだけ治めるのが難しいわけ。
    かじ取りが残念だと国も…
    理想の国家なんて無茶な話だよ。

    痛烈だけれども、
    結構毒有りなので
    読む人を少し選びます。

  • リドリー・スコット監督邸で働いていた日本人女性ということで興味津々。「英国ベタ誉めはもう沢山」という主張には同意しつつ、90年代の話ということを念頭に置きつつ楽しく読んだ。英国人は白熊さんのようだというたとえがなんともしっくりくるような。
    それにしても手厚い社会保障!出産が無料で子育てに不安を覚えなくてよいのは素晴らしいけれど、失業してもその後の家賃まで払われるなんてそりゃそんな制度続けてたら国のお金は出て行くばかりだよね、と…。日本の制度が乏しすぎるだけなのかなぁ。

  • 【配置場所】工大一般図書【請求記号】302.33||T【資料ID】19800093

  • ツンデレですから。

  • 知った地域が出てくるのが面白い。エレファント&キャッスルも建物は変わってないけど、90年代後半に現代美術を見に行ったから、私の評価はそれほど悪くない。愛猫、チャッピーの闘病記には泣かされた!(2007.4.21)

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