お笑い男の星座

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163569703

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  •  熱い!ひたすら熱い!

     前田日明、ジャイアント馬場、高田延彦、ヒクソングレイシー、そしてアントニオ猪木と戦いのリングに身を置いた男達の物語…
     ビートたけし、島田洋七といった浅草キッドが憧れてやまない二人の"巨星"の物語…
     そして、城南電気の宮路社長、坂本一生、水野晴郎、岸部四郎の物語…

     これらがすべて、同じ熱さで語られています。

     目次は以下のとおり。

     序 章  猪木イズム
     第1章  バッタ屋家業
     第2章  芸能界最強決定戦 和田アキ子vs.YOSHIKI
     第3章  ラスト・マッチ 前田日明
     第4章  たけしと洋七
     第5章  ロールス・ロイス戦争
     第6章  爆笑問題問題
     第7章  知ってるつもり!? ジャイアント馬場
     第8章  さそり座の男
     第9章  岸部のアルバム
     第10章  泣いたターザン
     第11章  ホモじゃない! 水野晴郎
     第12章  幻の右 ガッツ石松
     第13章  四角いジャングル
     第14章  四百戦無敗の男
     第15章  たけしイズム

     熱い話から抱腹絶倒ギャグまで、もうごちゃ混ぜのごった煮状態!

     「第4章 たけしと洋七」は、ビートたけしと島田洋七という対照的な二人が気さくに話すのを、子供のような憧れの目で見ている浅草キッドの二人。何とも言えない良い空気と、浅草キッドの純粋な思いが文章から伝わってくるようでした。

     かと思いきや、続く「第5章 ロールス・ロイス戦争」では、城南電機の宮路社長と大塚美容外科の石井院長が「この世に紫のロールスは二台と要らぬ」と己の威信をかけ、全身全霊でロールス・ロイス対決に臨みます。
     ロールス・綱引き対決では、ロールス・ロイスの象徴であるフライングレディーにロープを縛り付け、思いっきりバック! 寸分の狂いもなく取り付けられたエンブレムが歪み、フライングレディーはお辞儀状態!
     よくもまぁこんなアホなことを…というツッコミの隙すら与えない熱い文章は、更なる対決へと我々を誘います…

     もう一本一本が濃すぎて、とてもじゃないですが全部紹介なんて無理です!
     何でも良いからとにかく読んで欲しい一冊!!

  • 再読本。
    坂本一世の行方は?
    B&Bの月給が当時で8000万円だった!
    和田あきこ対ヨシキなど、浅草キッドならではのネタ満載。
    水野晴男対ガッツ石松が、一番インパクトありました。

  • とても面白いながらも、読ませる本。Ⅱももちろん速攻で読了。

  • 面白い。

    目のつけどころもすばらしい。
    寺門ジモンとか、島田洋七の解説は、未来を適切に予測してるし。

  • TV.Brosで連載されていたときは毎号楽しみに読んでいたのですが、単行本で読むと非常に疲れました…。何ででしょう。

  • いわゆる“キワモノ”を心から愛する博士の得体の知れない愛情が滲み出る。ターザン山本編は涙なくしては読めない。その涙が乾いた後に目に飛び込んでくる「ホモじゃない! 水野晴男」というタイトルが一番の醍醐味。

  • 宮路社長のエピソードが秀逸すぎ。

  • サイン付

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