- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163597607
作品紹介・あらすじ
幼い帝を毒殺し政敵を死においやる暗澹たる人物・大将軍梁冀。後漢が生んだ夢魔のような人間をえがき尽す。
感想・レビュー・書評
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遂に曹操、劉備の登場!!
第一巻で黄巾の乱以前をたっぷりと読んだおかげで、何故乱が起きたのか?、曹操の原動力が何なのか?がわかって面白くなってきた。 -
黄巾の乱勃発
やっと三国志が始まりました -
最後の方でようやく知ったメンバーの名前が出てきて、これからあの世界に入れそうですね。
しかし、ひでえ世の中。まあ、あの国はずっとそう云う国ではあるんですがね・・・ -
奸臣が続々登場し、その中でこちらまで良心が麻痺していく思いがする。第8代・順帝の皇后の兄として権力を握り、梁冀が沖帝、質帝、桓帝の時代まで悪行の限りを尽くし、高官たちが手をこまねき、権力にすり寄る姿は痛々しい。今も身近なところで起こっている情景である。桓帝が5人の宦官と梁冀を打倒する姿は順帝を擁立する第1巻の繰返しそのものだ!光武帝の国づくりの基本構想そのものに問題があったというのが著者の考えだろう。ここまで皇太后そしてその兄が実権を握ることの繰返しは日本では有り得なかっただけに不思議な話。孫堅がようやく登場。そして曹操、劉備、孔明が。司馬懿の父・防が曹操を「行政より、尉(警察)に合っている」と評し、後日曹操との歓談の場面が楽しい。三国志の世界が待ち遠しい。
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ようやく霊帝の時代になって、黄巾党とか出てきた。
たしかに、チャンバラをやる前に、「なぜ後漢朝がだめになったのか」が分からないといけないは分かる。
でも、ようやく入り口に来たって感はある。
ではその後漢朝の問題は何かだけど、私には、システムの問題を個人の能力で解決しようとしたことだと思う。外戚、官僚、宦官、といった政府組織の問題ですらなく、社会哲学の問題であるように思える。
善悪正邪を考える際に、個人と社会が分離されていないからこうっていると思う。
しかしそれを、前近代に求めるのは酷だろう。むしろ、近代の偉大さを、逆に思う。
別の言い方をすれば、人治が過ぎるということで、今の中国人はどういう思いでこの歴史を読むのかな。 -
しばらくあいて、久しぶりに読んだ第二巻。
ようやく、黄巾の乱。曹操や劉備がようやくでてきつつあります。
長い長い歴史を順に読み解くように、丁寧に丁寧に。
そうすることで、三国志の世界が迫ってきます。
読むのは時間かかるけど、読破していきます。 -
再読。三国時代にいたるまでの漢の様子が詳細に描かれており、また、諸説も載せてある。三国志ファンは必読!
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やっと、三国志に関係する人物が出てきた。
記載ぶりも、説明調から口語調に変わってきたみたいです。