ピーコとサワコ

  • 文藝春秋
3.25
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163667706

感想・レビュー・書評

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  • 良くも悪くもあくまでインタビュー形式。
    ピーコさんに気持ちよく喋らせてるから、人となりがよく分かる。毒舌なイメージだけだったけど、家庭環境とか気の回し方とか吸収力とかが伝わって好きになった。逆にサワコさんはあくまで聞き手だからか、そのまんま。邪魔せず和ませ噛み砕く感じはやっぱりうまい。
    で、会話そのままの相槌だから、ラジオとかで喋ってる感じでさくさく読めてあっという間。
    こういう時代を感じる会話ってほんと面白い。
    あと追記された震災後の話は胸にくるものがあった。
    デリケートな話題でも、飾ってない2人だからこその正直な会話で、それが何故かすごくよかった。

  • 背筋が伸びる感じ。
    実名でこきおろしてる箇所もあってハラハラしながら読んだ。笑
    でもただ「嫌い!」ってだけでこきおろしてるわけじゃなく、その理由にも納得。そして我が身を振り返る。
    阿川さんも品のある素敵な女性だと思っていたけれど、そうでもないとおっしゃってて、またそこでピーコさんが「そうよッ!何言ってんのアンタ!!」みたいにツッコむから阿川さんが身近に感じられて、私も背筋伸ばしていこう、と思った。
    素敵な先輩方(お名前を知らない方ばかり)に可愛がられた話を羨ましく思いつつ、でもそれは可愛がられるだけの資質が備わっていないとなあ、と。

    品のある女性になりたいものです。
    いや、なる努力を始めます。今日から。

    32歳

  • 読んだことある気もするなあ、と思いながら終盤になって確かめてみたら、やっぱり読んだことあった。
    今回読んで思ったのは、阿川佐和子さんは聞き上手、相手の話を引き出すのが上手かもしれないけど、対談としてはどうなの?、っていうこと。何だか、ピーコさんの話に迎合して盛り上げては、翻されると自分も簡単に翻してしまう。だから、意見の交わし合いにはあんまりなっていない。ただ、最後の阿川さんのあとがきを読んで気づいたんだけど、この本はピーコの話を聞くという趣旨だったようで、それなら阿川さんの聞きぶりでもいいのかな。とはいえ、世は阿川さんを当代随一の聞き上手のように言っているけど、ちょっとその点に眉唾つける気持ちを芽生えさせる本だった。
    この本の珠玉は「ピーコの家庭の躾をめぐる優しさと豊かさの巻」と「ピーコの愛と性をめぐる愛欲とガマンの巻」。ピーコとおすぎが育った家がいかに世間のつまらぬ常識に縛られず、温かく理にかなった育て方をされたかということ。何でもかんでも親きょうだいにしゃべることができ、外でも人懐っこく誰とでも交流できてしまうという人との距離感の近さがいいなと思った。ピーコの恋愛観がこれまた、自分の思いが代弁されているようで何とも……。

  • アガワさんの聞く力を読了後アガワさん関連で読んでみたくて手に取った。聞く力にあったように 気分よく話すピーコ氏をアガワさんが聞いている感じ。おすぎとピーコの区別のついていない自分だが、少しピーコ氏を見る目が良い意味で変わったかも。

  • サワコ…お嬢様独特のノビノビとゴロニャンが…いい!

  • ピーコさんといえばファッション、阿川佐和子さんといえば報道キャスター。ジャンルの違う二人がかみ合うのか疑問に思いつつ読んでみた。すると、ちゃんと二人の意見がかみ合っててしかも話題も広がっている。話題の深みが足りないのは、きっと忙しい二人が出会う時間が限られていたからでしょう。
    ビートたけしさんや大竹まことさんなどの個性の強い人たちに取り囲まれて仕事をしてきた阿川さんの度量の広さ。毒舌なおかまで他人から一歩引かれる存在なのに筋の通った生き方をしてきたピーコさん。二人の個性がぶつかれば、退屈なんてどこへやら。二人に価値観を刺激されながら読みました。

  • この二人が!と思ってわくわくして読んで、確かに面白かったんだけど、もっとピーコが毒っていうか掘り下げられて話してあったらよかったなあ、と思った記憶が。

  • ピーコさんと阿川さんの対談。ポンポンとテンポ良いし、言う事ハッキリ言うし、、、って内容。好きな事とこだわりが詰まった話でしたよ、ええ。

    ええと。余談ですが、私はどっちかと言うとおすぎさん派ですねぇ。

  • なんとなく流し読み。
    ピーコさんの“嫌い”については、あ〜ら私もよっ…というところが結構あるのですが、なぜ嫌いなのか納得させてもらいました。

  • 図書館で借りて読んだ。

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